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ナイトズー

2012-08-12 23:54:26 | いきもののこと
来年にはクルマも無料になるらしい川北大橋を渡って。



いしかわ動物園のナイトズー(夜間開園)にやってきた。





到着したのは午後6時ごろ。
まだ明るいが、通常営業なら閉園時刻はとうに過ぎている。



夏休み向けの納涼イベントだと思っていたが、開催初日は立秋より後だし、10月までやっているから、「秋の夜長」を楽しむイベント、と言ったほうがいいのかもしれない。




前回来園したのは2010年の春。
その後の2年で、大きな変化が2つあった。



ひとつは、国内での長寿記録を更新したカバのデカが亡くなり、オランダからコビトカバがやって来たこと。



コビトカバは、目も鼻孔も、カバのように顔から飛び出してはいない。
水中生活に完全に適応する前の、つまりカバよりも原始的な形態を保っていると考えられている。



もうひとつは、スバールバルライチョウの飼育開始。
雛も生まれている。



北欧に住むスバールバルライチョウは、ライチョウの亜種のひとつだ。
これを研究し繁殖することで、日本の固有亜種、ニホンライチョウの保護に繋げようという狙いがある。

というのも、ニホンライチョウは既に数が減ってしまっており、これをいきなり捕獲し、飼育を試みても、下手をすると却って個体数に打撃を与えかねないのである。





さて、あちこち見て回るうちに、いよいよ日が暮れてきた。



いい感じである。



夜間開園というと、昼間寝てばかりいる夜行性の動物が活発になるところを観察できる場だと思っていたが、



なんというかそれは二の次で、



昼行性の動物もまた、ライトアップされると雰囲気が変わって、



なんともいえない非日常が広がる。



これはもう、恰好のデートスポットではないか。



実際のところ、ここまで客が多いとは思わなかった。

今年生まれた子供が公開されているチンパンジー舎などは、人だかりが絶えず、とてもじゃないが写真が撮れなかったくらいだ。



もうちょっと涼しくなったら、また来たいなあ。

往復50kmは、自転車だと汗だくになるのだ。
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