はんたろうのがらくた工房

えーと、えーと…。

ペーパーファンデーションでミニキルトを作る・その3、作図

2006-10-07 01:45:58 | Patchwork Man
さて、いよいよピース割りの作図である。

ペーパーファンデーション、またはペーパーピーシングと呼ばれる技法は、平べったく言うと、台紙の上のはぎれに、直線縫いの縫いきりでピースを縫い足してゆく技法だ。
曲線を用いた作例もあるが、私はやっていない。
中央から外に広がるバージニアリール、ローズガーデンやログキャビン、あるいは一方向に伸びるフライングギースなどは、この技法で手早く、シャープに作ることができる。
一方では、レモンスターのようにはめ込みのあるパターンや、四角つなぎは苦手な技法だ。

オリジナルのパターンをデザインする時は、下絵を直線のみで再構築したあと、縫うときの逆、すなわち、外から中央、あるいは一方向に向かってピースを分割してゆく。
複雑な形の場合には、全体をいくつかのブロックに分け、それぞれのブロックをピースに分割する。

おおむね単純なトレースだが、時々工夫が要る。

ペーパーファンデーションの場合は、縫い代を倒す向きに大きな制限がかかるので、鋭い角が集まる箇所など、形の取り方によっては縫い代が大量に重なる箇所ができる。これが隣り合ったブロックで重なったりしたらえらいことになるので、ピースの分割を変えたり、それでも解決しなければ、原画から大きく形を変えたりもする。

オスの頭部は、こんな感じでまとまった。



時々、画面で色を置いて、デザインを確認する。






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