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先頃破格の値段でわが家にお迎えしたiBookさまは、ひと世代型落ちの機種であらせられ、OSもまたひと世代古いOSX v.10.3、通称「Panther」が入っていたが、たいへん高貴、もとい後期なお生まれと見えて、最新のOSX v10.4「Tiger」へのアップグレードDVDが同梱されていた。
私はすぐさまアップグレードし、新機能のDashboardなどを楽しんでいた。
さて先日のこと。
全12ページ、200MB弱の、ちょっとデカいファイルを加工することになった。
クラリスワークス(のちのアップルワークス)はIllustratorやQuarkXpressと違い、ドキュメントに貼り込んだ画像データをぜんぶ自分で抱え込む。それで、カラー写真を大量に載せた書類などはものすごくに重くなるのである。
同様のファイルは去年も扱ったが、愛用の7300/166改(MacOS8.6)では、表示とスクロールだけでもかなり時間がかかるので、3ページずつ4つのファイルに分割してちまちまと作業してきた。
そこへお迎えしたのが、iBookさまであったのだ。
私は、画像の加工のみ、モニタの色味も調整され使い慣れた7300/166で行なったあと、iBookとEthernetで繋ぎ、データを移して、アップルワークスで画像を貼り込む作業はiBookでやることにした。
Macは、ネットワーク構築については非常に優秀なOSである。
以前も7300改からeMac(OS9.2)にデータを移したことがあるが、ヘルプをちょちょっと参照するだけで接続できてしまった。使ったのはEthernetケーブル1本のみ。
7300改のファイル共有をオンにして、iBookで「サーバへ接続」をクリックすれば、簡単に7300と…。
…繋がらない。
双方のマシンの「ヘルプ」を参照するが、うまくいかない。
ネットで検索すると、MacOS9以前とOSXを接続する手順もいろいろ書かれていたが、そのとおりにやっても繋がらない。
おかしい。
何時間も格闘して、結局ダメで、もしや、と思って、エラーメッセージ「互換性のないAFPプロトコル…」で検索をかけてみる…。
ビンゴ!
わかったぞ。
つまり。
OS8.6とOSX v10.4では繋がらないので正しいのだった。
バージョン間の互換性は、こんなふうになっていた。
10.3なら8.6と繋がる。
だが10.4で、アップルは8.6との接続の互換性を切り捨ててしまっていたのだ。
もしお迎えしたのが最新型のiBookであったなら、OSは10.4のみであった。
OS9を持たない私は、危うく7300改との接続を諦めなければならないところだったのである。
型落ちでよかった、とこれほど感じたことはない。
かくしてiBookのOSは、もとの10.3へとダウングレードされた。
もともと重いファイル、さすがにサクサク、とはゆかないが、iBookはきちんと仕事をこなした。
カメラを買い替え、画素数の増した分、画像は去年のものよりさらに重くなっている。
だが、12ページまとめて作業しても、ストレスは7300改で3ページずつ扱っていた時とさほど変わらない。
見事であった。
余談だが、1月12日、Intel社製のCPUを搭載した最初のMacが発表された。
Appleは、今度はクラシック環境を切り捨てる。
クラシック環境があるiBookさまで、本当によかった。
私はすぐさまアップグレードし、新機能のDashboardなどを楽しんでいた。
さて先日のこと。
全12ページ、200MB弱の、ちょっとデカいファイルを加工することになった。
クラリスワークス(のちのアップルワークス)はIllustratorやQuarkXpressと違い、ドキュメントに貼り込んだ画像データをぜんぶ自分で抱え込む。それで、カラー写真を大量に載せた書類などはものすごくに重くなるのである。
同様のファイルは去年も扱ったが、愛用の7300/166改(MacOS8.6)では、表示とスクロールだけでもかなり時間がかかるので、3ページずつ4つのファイルに分割してちまちまと作業してきた。
そこへお迎えしたのが、iBookさまであったのだ。
私は、画像の加工のみ、モニタの色味も調整され使い慣れた7300/166で行なったあと、iBookとEthernetで繋ぎ、データを移して、アップルワークスで画像を貼り込む作業はiBookでやることにした。
Macは、ネットワーク構築については非常に優秀なOSである。
以前も7300改からeMac(OS9.2)にデータを移したことがあるが、ヘルプをちょちょっと参照するだけで接続できてしまった。使ったのはEthernetケーブル1本のみ。
7300改のファイル共有をオンにして、iBookで「サーバへ接続」をクリックすれば、簡単に7300と…。
…繋がらない。
双方のマシンの「ヘルプ」を参照するが、うまくいかない。
ネットで検索すると、MacOS9以前とOSXを接続する手順もいろいろ書かれていたが、そのとおりにやっても繋がらない。
おかしい。
何時間も格闘して、結局ダメで、もしや、と思って、エラーメッセージ「互換性のないAFPプロトコル…」で検索をかけてみる…。
ビンゴ!
わかったぞ。
つまり。
OS8.6とOSX v10.4では繋がらないので正しいのだった。
バージョン間の互換性は、こんなふうになっていた。
8.6 | 9.2 | 10.0 | 10.2 | 10.3 | 10.4 | |
8.6 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | × |
9.2 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
10.0 | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
10.2 | ○ | ○ | ○ | |||
10.3 | ○ | ○ | ||||
10.4 | ○ |
10.3なら8.6と繋がる。
だが10.4で、アップルは8.6との接続の互換性を切り捨ててしまっていたのだ。
もしお迎えしたのが最新型のiBookであったなら、OSは10.4のみであった。
OS9を持たない私は、危うく7300改との接続を諦めなければならないところだったのである。
型落ちでよかった、とこれほど感じたことはない。
かくしてiBookのOSは、もとの10.3へとダウングレードされた。
もともと重いファイル、さすがにサクサク、とはゆかないが、iBookはきちんと仕事をこなした。
カメラを買い替え、画素数の増した分、画像は去年のものよりさらに重くなっている。
だが、12ページまとめて作業しても、ストレスは7300改で3ページずつ扱っていた時とさほど変わらない。
見事であった。
余談だが、1月12日、Intel社製のCPUを搭載した最初のMacが発表された。
Appleは、今度はクラシック環境を切り捨てる。
クラシック環境があるiBookさまで、本当によかった。
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