『テラビシアにかける橋』を観ました。
この橋を渡れば、
またきみに会える
ストーリー&解説:貧しい家庭にあって姉妹4人に囲まれ窮屈に暮らす11歳の少年ジェスの唯一の慰めは、こっそりと絵を描くことだった。学校でも居心地の悪さは同じだったが、ある日、風変わりな女の子レスリーが転入してきてジェスの灰色の毎日は一変する。自由な発想と行動力を持つレスリーのリードで、2人は森の中に空想の王国テラビシアを創り出し、かけがえのない友情を育んで行く。ところが、突然の悲劇が2人を襲う。
ファンタジー映画全盛の時代にあって真打ちとも呼べる傑作が登場した。見る者の心を掴むには魔法の力も派手な仕掛けも必要ない。一番大切なのは豊かな想像力なのだということに気づかせてくれるのだ。優れた児童文学として名高いキャサリン・パターソンによる原作を『ラグラッツ・ムービー』などのアニメを手がけてきたガボア・クスポ監督が初の実写作品としてメガホンをとり、主演に迎えた『ザスーラ』のジョシュ・ハッチャーソンと『チャーリーとチョコレート工場』のアナソフィア・ロブが、確かな演技力とピュアな魅力で、人生の厳しさと美しさを丁寧に描いた原作の持つ真髄を余すところなく伝えてくれる。(goo映画)
【五つ星評価…☆☆☆☆】
まず、チケットを購入する時に「テラビシアにかける橋」を噛まずに言う事が、僕の最大の課題でした。
というのも、前回に観た『ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ』のチケット購入時にタイトルを全部言おうと思ったら、失敗してしまいましてね。
「ネガティブハッピー……」から次の言葉が出てこねーでやんのww
スタッフのお姉さんと僕の間で少し気まずい空気が流れてしまい、最終的には「ネガティブハッピーぃ……なんとか…を…お願いします」と、何とも頼りない日本語になってしまいました。
苦し紛れに「タイトル長いっすよね」と言ってみたものの、なんのフォローにもなっておらず、完全なる敗北を喫してしまいましたよ。
今回は、同じ失敗を繰り返さないために注意してチケット購入に臨みましたが……
無事にクリア!!見事な滑舌で言ってやりましたよ。
心の中で4~5回ガッツポーズしましたね。
ってか、何だよ?『ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ』って長いんだよ、言いづらい!!
もう少し、考えてほしいな~。
現在公開中の『人のセックスを笑うな』なんて、嫌がらせに近いなwwww
一体、どの面さげて「人のセッ……まぁ、いいか。
さて、レビュー。
まず、事前に解説やストーリーを読んで気になったのが、現実とファンタジーがどのようなバランスで描かれているのか?ということ。
解説やストーリーでも紹介されているように、ファンタジーの部分は全て子供達が想像上に作り出した二人にしか見えない特殊な世界、言ってみれば『テラビシアごっこ』をしてる子供達の究極妄想を映像化してるわけですから、真っ向勝負のファンタジーでは終わらないのは予想していましたが……。
多少、CGがくどかった部分はたしかにありましたが、どちらにも偏ることなく上手くまとまっていた印象でした。
正直、
「この二人は想像の中で、どこまで明確な映像を共有しているんだ!?」
「一歩引いた目線でレスリーとジェスを客観的に観たら、彼らは一体どんな動きをしてるんだ?」
「ジェスが木から落下した時に、巨人がキャッチしてくれてたけど、現実では本当に木から落ちたのか?落ちたとしたらどうやって落下の衝撃を和らげたのか?」
などと、余計な事を考えながら観てしまいましたが、CGも良かったよw
『スター・ウォーズ ジェダイの復讐』で観た、森でのスピーダー・バイクのチェイスシーンを思わせる描写もあって面白かったし、巨人にしても、最初は敵なのか味方なのか分からない存在としておいて、イジメ軍団の親玉だったジャニスとイジメに遭っていたレスリーが心を通わせた後に、得体の知れない巨人とジャニスを想像上で重ね合わせ、新たな住人として受け入れてしまう辺りは上手いアイデアですよね。
トンボの兵士達も最初の2~3匹の時は何とも思わなかったけど、束になるとスゲーな!!気持ちの良い映像でした。
現実部分にしても、主人公のジェスが抱えている問題や心の未熟さ、そして好奇心旺盛な転校生レスリーと親しくなるにつれて、少しずつ変化が出てくる様子もテンポ良く描かれていました。
とは言っても、レスリーと相当親しくなってからも、まだまだ捻くれていたし、本当に変わったのはレスリーに起きた悲劇の後だったけど。
一つ言わせてもらえば、悲劇自体は良いとしても、ラストでもう少しレスリーの余韻を残してくれたら、なお良かったですかね~。
悲劇の部分は、どんなに斜に構えて観賞しても悲しかったし、事実を受け入れ、その悲しみを乗り越えて行くジャスの本当の成長描写も感動できます。周りの大人達のフォローもGJ!だ。
ラストにかかる橋に至っては、感動を通り越していますよ。今まで、これほど色々な想いが詰まっている心優しい橋は見たことありません。
ジャスがその橋を渡って、妹をテラビシアにエスコートするくだりはラストに相応しい名シーンと言えるでしょう。
ただ、僕はあそこのテラビシアの住人達の中にレスリーを登場させてほしかった。
そのくらい、分かりやすい救いみたいなモノがあってもいいじゃないか。と、僕は思いましたけど。
個人的には、それがあったら間違いなく満点だったと思います。
キャストで良かったのは、何と言っても転校生の少女“レスリー”を演じた『チャーリーとチョコレート工場』『リーピング』のアナソフィア・ロブでしょう。
『チャーリー~』の時も十分可愛いかったですが、『リーピング』での可愛さは異常だった。台詞は少なかったけど。
でも、今回は可愛いだけではなく、しっかりした演技も見せてくれたので大満足。
←チャーリー
←リーピング
←テラビシア
それから、“ジェス”を演じていたジョス・ハッチャーソンは初めて観たけど、良い演技してたわ。
名子役二人に拍手です。
それから、“メイベル”を演じていたベイリー・マディソンも、『ナルニア国物語 第一章 ライオンと魔女』でルーシーを演じていたジョージー・ヘンリーのような可愛さがあって良かったし、“エドマンズ先生”のズーイー・デシャネルも出番は少ないながらも良い仕事してました。
基本的に良い映画はキャスティングも良い。登場キャラみんな良かったよww
大作に比べると上映館が少なく、地元では早くも回数が削られていますが、間違いなく良い映画と言える内容です。
すぐに観る機会を失うと思いますので、興味がある方はお早めに劇場へGOですよ。
涙脆い方は、ハンカチを忘れずに。
映画インデックス
テラビシアにかける橋 - goo 映画
この橋を渡れば、
またきみに会える
ストーリー&解説:貧しい家庭にあって姉妹4人に囲まれ窮屈に暮らす11歳の少年ジェスの唯一の慰めは、こっそりと絵を描くことだった。学校でも居心地の悪さは同じだったが、ある日、風変わりな女の子レスリーが転入してきてジェスの灰色の毎日は一変する。自由な発想と行動力を持つレスリーのリードで、2人は森の中に空想の王国テラビシアを創り出し、かけがえのない友情を育んで行く。ところが、突然の悲劇が2人を襲う。
ファンタジー映画全盛の時代にあって真打ちとも呼べる傑作が登場した。見る者の心を掴むには魔法の力も派手な仕掛けも必要ない。一番大切なのは豊かな想像力なのだということに気づかせてくれるのだ。優れた児童文学として名高いキャサリン・パターソンによる原作を『ラグラッツ・ムービー』などのアニメを手がけてきたガボア・クスポ監督が初の実写作品としてメガホンをとり、主演に迎えた『ザスーラ』のジョシュ・ハッチャーソンと『チャーリーとチョコレート工場』のアナソフィア・ロブが、確かな演技力とピュアな魅力で、人生の厳しさと美しさを丁寧に描いた原作の持つ真髄を余すところなく伝えてくれる。(goo映画)
【五つ星評価…☆☆☆☆】
まず、チケットを購入する時に「テラビシアにかける橋」を噛まずに言う事が、僕の最大の課題でした。
というのも、前回に観た『ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ』のチケット購入時にタイトルを全部言おうと思ったら、失敗してしまいましてね。
「ネガティブハッピー……」から次の言葉が出てこねーでやんのww
スタッフのお姉さんと僕の間で少し気まずい空気が流れてしまい、最終的には「ネガティブハッピーぃ……なんとか…を…お願いします」と、何とも頼りない日本語になってしまいました。
苦し紛れに「タイトル長いっすよね」と言ってみたものの、なんのフォローにもなっておらず、完全なる敗北を喫してしまいましたよ。
今回は、同じ失敗を繰り返さないために注意してチケット購入に臨みましたが……
無事にクリア!!見事な滑舌で言ってやりましたよ。
心の中で4~5回ガッツポーズしましたね。
ってか、何だよ?『ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ』って長いんだよ、言いづらい!!
もう少し、考えてほしいな~。
現在公開中の『人のセックスを笑うな』なんて、嫌がらせに近いなwwww
一体、どの面さげて「人のセッ……まぁ、いいか。
さて、レビュー。
まず、事前に解説やストーリーを読んで気になったのが、現実とファンタジーがどのようなバランスで描かれているのか?ということ。
解説やストーリーでも紹介されているように、ファンタジーの部分は全て子供達が想像上に作り出した二人にしか見えない特殊な世界、言ってみれば『テラビシアごっこ』をしてる子供達の究極妄想を映像化してるわけですから、真っ向勝負のファンタジーでは終わらないのは予想していましたが……。
多少、CGがくどかった部分はたしかにありましたが、どちらにも偏ることなく上手くまとまっていた印象でした。
正直、
「この二人は想像の中で、どこまで明確な映像を共有しているんだ!?」
「一歩引いた目線でレスリーとジェスを客観的に観たら、彼らは一体どんな動きをしてるんだ?」
「ジェスが木から落下した時に、巨人がキャッチしてくれてたけど、現実では本当に木から落ちたのか?落ちたとしたらどうやって落下の衝撃を和らげたのか?」
などと、余計な事を考えながら観てしまいましたが、CGも良かったよw
『スター・ウォーズ ジェダイの復讐』で観た、森でのスピーダー・バイクのチェイスシーンを思わせる描写もあって面白かったし、巨人にしても、最初は敵なのか味方なのか分からない存在としておいて、イジメ軍団の親玉だったジャニスとイジメに遭っていたレスリーが心を通わせた後に、得体の知れない巨人とジャニスを想像上で重ね合わせ、新たな住人として受け入れてしまう辺りは上手いアイデアですよね。
トンボの兵士達も最初の2~3匹の時は何とも思わなかったけど、束になるとスゲーな!!気持ちの良い映像でした。
現実部分にしても、主人公のジェスが抱えている問題や心の未熟さ、そして好奇心旺盛な転校生レスリーと親しくなるにつれて、少しずつ変化が出てくる様子もテンポ良く描かれていました。
とは言っても、レスリーと相当親しくなってからも、まだまだ捻くれていたし、本当に変わったのはレスリーに起きた悲劇の後だったけど。
一つ言わせてもらえば、悲劇自体は良いとしても、ラストでもう少しレスリーの余韻を残してくれたら、なお良かったですかね~。
悲劇の部分は、どんなに斜に構えて観賞しても悲しかったし、事実を受け入れ、その悲しみを乗り越えて行くジャスの本当の成長描写も感動できます。周りの大人達のフォローもGJ!だ。
ラストにかかる橋に至っては、感動を通り越していますよ。今まで、これほど色々な想いが詰まっている心優しい橋は見たことありません。
ジャスがその橋を渡って、妹をテラビシアにエスコートするくだりはラストに相応しい名シーンと言えるでしょう。
ただ、僕はあそこのテラビシアの住人達の中にレスリーを登場させてほしかった。
そのくらい、分かりやすい救いみたいなモノがあってもいいじゃないか。と、僕は思いましたけど。
個人的には、それがあったら間違いなく満点だったと思います。
キャストで良かったのは、何と言っても転校生の少女“レスリー”を演じた『チャーリーとチョコレート工場』『リーピング』のアナソフィア・ロブでしょう。
『チャーリー~』の時も十分可愛いかったですが、『リーピング』での可愛さは異常だった。台詞は少なかったけど。
でも、今回は可愛いだけではなく、しっかりした演技も見せてくれたので大満足。
←チャーリー
←リーピング
←テラビシア
それから、“ジェス”を演じていたジョス・ハッチャーソンは初めて観たけど、良い演技してたわ。
名子役二人に拍手です。
それから、“メイベル”を演じていたベイリー・マディソンも、『ナルニア国物語 第一章 ライオンと魔女』でルーシーを演じていたジョージー・ヘンリーのような可愛さがあって良かったし、“エドマンズ先生”のズーイー・デシャネルも出番は少ないながらも良い仕事してました。
基本的に良い映画はキャスティングも良い。登場キャラみんな良かったよww
大作に比べると上映館が少なく、地元では早くも回数が削られていますが、間違いなく良い映画と言える内容です。
すぐに観る機会を失うと思いますので、興味がある方はお早めに劇場へGOですよ。
涙脆い方は、ハンカチを忘れずに。
映画インデックス
テラビシアにかける橋 - goo 映画
「人のセックスを笑うな」はネット購入を推奨したいですよねww
とてもじゃないけど、言えませんw
でも、テラビシアはビシっと言ってやりましたよ!
リーピングのアナソフィア・ロブ可愛すぎですw
機会がありましたらレンタルしてみてくださいね!!
「人のセックスを笑うな」は非常に言いづらい!
ってか、絶対そのせいで行かない人多いと思う!
「テラビシアにかける橋」は別な意味で言いにくいね。
「リーピング」は見てないんだけど、
↑の画像みてっとすんごいカワイイですね♪