ただおの不定期日記

主に映画の感想など。たまに違う話題も書くかもしれません。

サマーフイルムにのって

2021-09-12 11:47:00 | 映画
福井メトロ劇場にて鑑賞。
とてもキュートな映画です。女子高校生が周りを巻き込んで映画を撮る、青春映画だけど、その先に繋がるであろう人生をも感じさせる力のある映画。
時代劇には「なくてはならない」と主人公の言う決闘が、撮っている時代劇のポイントであり、なおかつそれがストーリーにもしっかり組み込まれ、爽やかな感動をもたらします。

ここからは少しネタバレ。

多分監督の好きなものを全部ぶち込んだのであろうストーリーですが、それぞれの要素がしっかりと生かされてラストに繋がって行くのが素晴らしい。
まずは勝新。そして「時かけ」(原作本を出しながら設定はアニメからも!)だけでなく「夏への扉」も登場させるあたり時間ものSFが好きなんでしょうか。そして、「キラキラ恋愛」映画も決して嫌いではないと見た(笑)
まあ単純に映画愛と言えばいいんでしょうけどね(笑)
座頭市の1作目が神だと言わせたり、決闘は愛だとか、映画はスクリーンを通して過去と未来を繋ぐものだとか、考えてみれば映画を題材にしたら映画ファンからしたらネタは無限といってもいいくらいですわな。映画をネタにした映画は面白いの多いしね。ゴーストマスター、カメラを止めるな、ザ・マジックアワー、あ、海辺の映画館も忘れちゃいけない。
そんな中でも、ラストで明確に意思表示しているこれもまた、面白い映画。

これは「面白い映画」です。それで充分ですけどね。


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