昨日、びわ湖のキャンプ場へ秋の作業に行った。
今年の夏期利用が終了したので、その後の整理をするために、
そして、これから迎える秋期~冬期に向けた準備をするために出かけた。
複数の知り合いに協力を呼びかけると、
皆さんが喜んで応答して下さり、総勢11名のグループとなった。
全館内部の清掃と屋外の草刈りや整備、
夏の扇風機の片付けや冬のストーブの準備作業を行った。
天候は暑くも無く、寒くも無く、
人数は多くも無く、少なくも無く、
最適な作業環境と清澄な空気の中で、仕事は順調に進んだ。
昼食のひと時は各自が持参した弁当を食べながら、
皆さんと和気あいあいの楽しい交わりの時を持った。

びわ湖の秋は景色がおだやかで美しく、
湖畔に立ち、胡桃(くるみ)の木陰にもたれながら、
湖水を撫でて流れて来る秋風に吹かれていると、
ゆったり・・とした気分になって、
眠たくなるほどにリラックスすることが出来た。
数年前に私たちが植えた栗の木も大きくなった。
まもなく秋の収穫期を迎えるのだが、
私たちより先に、近くの野山に生息する猿たちの餌になってしまいそうだ。

帰り道に用事があり、小浜市へ向かう若狭路を車で走った。
山間部を走っていたら、突然黒い雨雲が起こり大雨となった。
昨日、日本列島を駆け抜けた大型台風の残った雨雲であろうか?
暫くすると、その雨も直ぐに止んでしまった。

その後、谷間と谷間の低空に美しい虹が架かった。
車を急停車させ、虹の写真を撮ったのだが、
虹は直ぐに消えるのだ。
一番美しい瞬間である七色光の輝きは急速に薄れ、このような写真となってしまった。
しかし、虹を見たのは何年ぶりであろう!
感動してしまった。

目的地に着くと、
先の雨に濡れて、赤い彼岸花が美しく咲いていた。
彼岸花は秋の花で、多年草の植物である。
別名は「まんじゅしゃげ」。
田のあぜ道などに良く自生している。
球根には毒素がある有毒植物である為に、
田畑を荒らすモグラを退治する目的で、良く土手の端などに植えられている。
それ故に、この花を嫌う人も多いが、
私は真っ赤や深紅な色彩と
この花の立体的な造形美の故に、写真に撮るのが大好きな花である。