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私のメトロノーム/セピア色

日常生活の事々、思い出、未来への希望を書きます。

秋の穏やかな一日の中で、小さな冬を感じて過ごした。

2012-10-25 16:26:55 | 季節

今日も秋の穏やかな一日であった。

今晩の夕食に、妻がおでんを作ると言うので、
ー もう、そんな季節になったのだ! ー

食材の購入を頼まれて、近所のスーパーへ、一人で買い物に出かけた。

お店への行きと帰りの道すがら、
ご近所の美しい庭を眺めたり、
色づいた柿の木々を眺めたり、
出会った知人と暫し、談笑をしたり、
ゆっくりとした秋の快晴の空の下で、とても気持ち良い散歩を楽しんだ。

ところが、
我が家へ戻れば
室内はやや肌寒い。

特に、
私の書斎は北向きの部屋にあるので、足元から冷えてくる。
天高い秋と並行して、小さな冬が忍び足で訪れようとしているのだ。

午後、ついに、
毛糸のひざ掛けと足温器を出してしまった


秋のハイキングへ行った。

2012-10-21 16:18:51 | 季節

午後から、
市内の遺跡公園へハイキングへ行った。

親子連れの参加者もあり、
どんぐりの果実が実る木の下で
各自が弁当を持参して、楽しいひと時を持った。

「楽在人和」

楽しみは人の和にあり。
楽しみは人の和するところにある。  
         ー 唐書より ー

 


今日も秋の良い日和だった。

2012-10-20 17:06:55 | 季節

今日も秋の良い日和の一日だった。

今年は残暑が長く、
いつまでも暑さが続いていたので、
秋を遠くに感じていたが、

ひと度秋が訪れると、一気に秋の風景が広がって、爽やかな日々となった。

昨日の夜、
いつものように散歩をしていたら、金木犀の香りが漂ってきた。
この木は橙黄色で芳香が強い小花を多数つけるので、
どこに在るのか、その存在が直ぐに分かる。

我が家の庭の隅には
紫式部の木の茂みがある。

夏の終りに淡い紫色の小花をつけていた木に、
今は紫色の液果をつけており、ひっそりと茂って生きている。

庭の中央には3本のミカンの木がある。
その内の一本に、未だ青い実だが、
(妻が数えると・・)
100個以上の実が付いているそうだ。
これからの秋の色づきが待ち遠しい!


秋澄む一日を、私は心を静かに過ごした。

2012-10-15 16:33:55 | 季節

今日は秋の穏やかな日和の一日であった。
戸外の空気の流れも静かで、のんびりとして・・
穏やかであり、
大気も澄みきっていた。
まさに「秋澄む」一日であった。

私は朝から、
総合病院へ出かける妻のアッシャー役を務めた。
妻は数ヶ月毎に、
定期健診を受けているので、その為に同行したのである。

帰宅後は
朝昼食を兼ねた美味しい食事を共に済ませた。

コーヒーブレーク用に、
美味しいコーヒーを準備しようとした私の
生憎、コーヒーポットの設置が悪く、
お湯が大量にこぼれてしまっても、妻は穏やかに受け止めてくれた。


午後は、
夏の扇風機を掃除して屋根裏小屋に収納した。
我が家には、未だ夏の後始末が残っていたのだ。

それから、以前から気にかかっていた・・
垣根の剪定をして一日を過ごした。

いつの頃からか?
名も知らない蝶が産みつけた卵が孵って、
青虫に成長し、
この青虫が毎朝、垣根の葉木を食い荒らして食べ、
大量の糞を落としていたので掃除に困っていたからだ。

今日は一日、
特別な出来事も無い穏やかな日であったが、
良い天候の中で、

心が落ち着いて安らかな一日を過ごした。

ある面では、
このような日が一番幸せな日であると言えるのかも知れない。


秋の日々が駆け足でやって来た。

2012-10-12 22:35:16 | 季節

夏の暑さが過ぎ去って、
秋が来たと思っていたら、
朝夕の風に、秋の肌寒さを
感じるようになり、
半袖着の生活では間に合わなくなってしまった。

秋の日々が
駆け足でやって来て、
駆け足で走り抜けようとする
感じの今日この頃である。

私は毎日、多忙な生活をしている。
特に、今週は大事な私用があり、夫婦で東京へ出かけていた。
親しい方々とお逢いし、大変幸いで嬉しい時を持った。

その後、帰阪すると、
私を様々な会議が待っており、
これらに出席していたら、
この週末になると、疲労感を多く感じてしまった。

そこで、ふと・・
過ぎ去った楽しい夏の記憶を思い出してみた。

びわ湖湖畔をサイクリング自転車で走る一人の黒装束の男性の後を
熱心に追いかける様に
飛び回っていた一羽の奇妙な「カラス」がいたのだ。

その写真が胸に浮かんで来て、一週間ぶりの今日のブログとなった。
勿論、今日のこの写真も私が撮ったものである。 


小さな秋の景色

2012-10-04 18:40:10 | 季節

先日の夕方、
我が家の窓をパタパタと小さく打つ音がする。

何事かと思って窓を開けた隙間から、一匹のトンボが室内に飛び込んできた。
シオカラトンボであった。

残暑が続いたために、
今も夏だと勘違いしているのだろうか?
我が家のリビングルームの照明を点灯する長い紐に、
一晩中止まって休み、
翌朝、外が明るくなると屋外へ飛んで行った。
突然、我が家へ来た可愛い迷子の訪問であった。

〝トンボ〝の季語は「秋」


我が家の庭にある草地で、一匹の雄コオロギが
毎晩、あきもせずに鳴き続けている。
何を求めているのか知らないが、
私が秋の夜半に、
虫の鳴き声を聴きながら、安眠するという
小さな幸せの時を与えてくれる。

〝コオロギ〝の季語は「秋」


秋の蚊が一匹、我が家の室内を飛び回っている。
秋になっても生き残っている弱々しい蚊は動きが全く鈍い。
ヨタヨタしながら飛んでいるので、
仕事の邪魔をして、大変目障りである。

とっくに、納戸に片付けていた蚊取り線香を取り出し、
再び焚くことになった。
久しぶりに、室内に夏の蚊取り線香の匂いが漂った。

〝秋の蚊〝の季語は「秋」


空一面に斑点状のいわし雲が広がっている。
高積雲で、高度5,000メートル以上に発生する雲である。
秋に多い雲だ。
別名、「うろこ雲」とも言う。
高い空にある雲を見上げると、心も広くされる思いがする。

〝いわし雲〝の季語は「秋」


近くの田んぼで、稲が熟して穂をたれている。
間もなく、刈り入れが始まりそうだ。
お百姓さんがお穏やかな顔をして農作業をしていた。

「この米、美味しいでしょうね・・」と、
私が話かけたら、

「そーやネ。自分で作った米ゃーさかぃ!」と  
地元の大阪弁で、嬉しそうに答えてくれた。

〝稲刈り〝の季語は「秋」 


びわ湖のキャンプ場へ秋の作業に行った。

2012-10-02 16:57:14 | 季節

昨日、びわ湖のキャンプ場へ秋の作業に行った。

今年の夏期利用が終了したので、その後の整理をするために、
そして、これから迎える秋期~冬期に向けた準備をするために出かけた。

複数の知り合いに協力を呼びかけると、
皆さんが喜んで応答して下さり、総勢11名のグループとなった。
全館内部の清掃と屋外の草刈りや整備、
夏の扇風機の片付けや冬のストーブの準備作業を行った。

天候は暑くも無く、寒くも無く、
人数は多くも無く、少なくも無く、
最適な作業環境と
清澄な空気の中で、仕事は順調に進んだ。

昼食のひと時は各自が持参した弁当を食べながら、
皆さんと和気あいあいの楽しい交わりの時を持った。


びわ湖の秋は景色がおだやかで美しく、
湖畔に立ち、胡桃(くるみ)の木陰にもたれながら、
湖水を撫でて流れて来る秋風に吹かれていると、
ゆったり・・とした気分になって、
眠たくなるほどにリラックスすることが出来た。


数年前に私たちが植えた栗の木も大きくなった。
まもなく秋の収穫期を迎えるのだが、
私たちより先に、近くの野山に生息する猿たちの餌になってしまいそうだ。




帰り道に用事があり、小浜市へ向かう若狭路を車で走った。

山間部を走っていたら、突然黒い雨雲が起こり大雨となった。
昨日、日本列島を駆け抜けた大型台風の残った雨雲であろうか?
暫くすると、その雨も直ぐに止んでしまった。


その後、谷間と谷間の低空に美しい虹が架かった。
車を急停車させ、虹の写真を撮ったのだが、
虹は直ぐに消えるのだ。
一番美しい瞬間である七色光の輝きは急速に薄れ、このような写真となってしまった。

しかし、虹を見たのは何年ぶりであろう!
感動してしまった。



目的地に着くと、
先の雨に濡れて、赤い彼岸花が美しく咲いていた。


彼岸花は秋の花で、多年草の植物である。
別名は「まんじゅしゃげ」。
田のあぜ道などに良く自生している。

球根には毒素がある有毒植物である為に、
田畑を荒らすモグラを退治する目的で、良く土手の端などに植えられている。

それ故に、この花を嫌う人も多いが、
私は真っ赤や深紅な色彩と
この花の立体的な造形美の故に、写真に撮るのが大好きな花である。
 


秋分の日の後日談。今日もおはぎが眠っている。

2012-09-25 16:51:23 | 季節

秋分の日が終わった翌日の日曜日の夕方、
私は妻と二人で買い物へ出かけた。

お彼岸は既に、終わったのだが、
店先には、その日もおはぎを大量に売っていた。

私は妻の視線に気付かないふりをして、
一箱6個入りのおはぎをそーっと買ったのだ。
勿論、妻と二人で食べるために。
妻は、私を見て何も言わず微笑んでいた。

夕食後である。
待望の美味しいおはぎにチャレンジする時となった。
自分一人で6個全てを食べきれるとは思わなかったが、
少食家の妻は、夕食後で満腹だから要らないと断ってきた。
その結果、私一人で食べ始めることになったのである。

結局、一人で食べ切れたのはたったの一個半だけ。
残りは今日も、冷蔵庫の中に眠っている。

あれらは、
これからどうなるのだろうか????(笑)

      〝はたはたと 黍(きび)の葉 鳴れる ふるさとの

           軒場(のきば)なつかし 秋風ふけば〝 (石川啄木)


今日は秋分の日。先日、ある婦人から「おはぎを食べましたか?」と質問された。

2012-09-22 16:58:40 | 季節

今日は秋分の日であり、お彼岸の中日。
墓参の日でもある。

今は一年中、スーパー等で販売しているので季節感を失っているが、
昔はこの時期になると、各家庭で自家製のおはぎを作り、
仏壇やお墓に供えたものだ。

九州に住んでいた頃、
私の母もこの時期が来ると、我が家でおはぎを作り、
重箱を満杯にして、食べきれない量を私の下宿先へ届けてくれた。
それが言葉に表せないほど、とても美味しかったのだ。
青年時代の若さもあり、
大量のおはぎを一気に食べ尽くした思い出がある。


故に、私にとって「おふくろの味」といえば、
第一に、これを思い出すようになったほどである。

そんなこともあり、
先日、ある婦人から「何が食べたいですか?」と聞かれたので、
私は躊躇することなく、「おはぎ」と答えた。

数日後、その同じ婦人から又、質問された。
「その後、おはぎを食べましたか?」と言う。
私が「いいえ」と答えると、
彼女は残念そうな顔をして、去って行かれた。

このことを妻に話した。
すると、妻は冷たく私に言う。
「忙しいから、おはぎは作れません。
    そんなに食べたかったら、自分でお店で買ってきたら?!」と。

そう言われても・・・
わざわざ店に買いに行くほどの気持ちも起こらない・・・。
午前中、私は妻とそんな″つまらない会話″をして過ごしていた。

ところで、昼食後、
なぜか?妻が食卓に数切れの羊羹を用意していた。
それを食べ終り、
その後、炊きたての美味しいUCCコーヒーを飲もうとしたら、
共に食する甘い物が口に欲しくなった。

リビングのカウンターにあんぱんが一袋置いてあったので、
これをツィ・・食べようとしたのだ。
すると、
「甘いものを食べ過ぎです!!」と妻から叱られてしまった。

その時、私は発見をしたのだ。

おはぎも、羊羹も、アンパンのあんも、
これらは全て「小豆」を原料とする食物である。
私はぜんざいも大好きである。

これらに共通する私の好物は小豆(あずき)!
  
どうして、これまで気付かなかったのであろう。
これは人生の一つの発見であった。(笑)


    ※※※ところで、
    「おはぎ」と「ぼた餅」は基本的には同じものである。
      秋は萩の花に因み「おはぎ」。春はボタンの花に因み「ぼた餅」と言う。
        おはぎは萩の花のように小ぶり。ぼた餅はボタンの花のように大ぶりである。


秋風に流れるように、秋桜(コスモス)がゆっくりと揺れていた。

2012-09-16 20:03:46 | 季節

今日は午後から、
みんなで毎年恒例の秋の墓参に出かけた。

私たちの墓地は市内北部の霊園内にある。

敷地は広く、
石碑は赤レンガ色のスウエーデン産ニューインペリアルレッド石を使っており、
専門デザイナーに高いデザイン料を支払って、
全体のデザインをしてもらったものである。

それだけに、通常の墓地の古臭くは無く、

いつ見ても天国への希望を持たせるお洒落な石碑が立つ墓地である。

今日も街中は暑かった。
山の中腹にある霊園まで上って来ると、

さすがに、秋の爽やかな風が
静かに・・ゆっくりと・・流れており、

とても心地よく、皆で墓参を済ませることができた。

その秋風に流れるように、秋桜(コスモス)の花が揺れていた。
これは誰かが植えたのではなく、
毎年咲く花から種が落ちて自然に群生化したものである。


さだまさしの「秋桜」と言う歌も

淡紅の秋桜が秋の日の

何気ない陽だまりにゆれている

・・から始まるが、
まるで、その光景を見ているような思いがした。

愛用のキャノン・デジカメを忘れてしまい、
携帯電話のカメラで撮影したので、
全体を写せず出来具合はイマイチであるが、

白色、淡紅色、深紅色などの色とりどりのコスモスの花々を眺めていたら、
心地よい「秋」を心の肌に感じることができた。