凌雲閣から 上富良野駅へ

　　　☆　北海道体験記　No１２　☆

十勝岳温泉「凌雲閣」前から、終点上富良野駅までバスで500円
乗客は、私以外に山男一人

「昨日の、十勝岳はさぁ、雨で大変だったよ。
今日みたいな、天気だったら良かったんだけどさぁ・・」
その、山男と運転手さんの話の弾むこと、弾むこと・・・

「熊が出ないか、心配だったよ」
「こんな山の上では、熊なんか出ないよ。
だって、食べるものなんかないもの・・・」
「でも、よく山で襲われてるだろう・・・
あぁそうか、アレは山菜取りに行って襲われるのか・・」

「天気は悪かったけど、高山植物は最高に綺麗だったなぁ
一面、花畑でさ．．アレ見ただけで、来て良かったとおもったよ」
（・・・わぁ！　登ったメンバーの話聞くの楽しみだなぁ・・・）

「あのねぇ、運転手さん。電車の時間がぎりぎりでさぁ、
ちょっと急いでくんないかなぁ」
「○分の電車でしょう。大丈夫、ちゃんと時間に間に合いますって！
バス停の時間に合わせて走ってるから、ゆっくりだけど、このバスが着いてから電車が出るから・・」
「バスから下りたら、駅まで走れっていわれてんだょ」
「駅の前まで行くから、大丈夫だよ」

そこで、運転手さん、私に
「どこへ行くの？」
「中富良野に、行きたいんですけど・・」
「うーん、残念だな！！　このバス、駅のそばの踏切で「ノロッコ号」が通るのを待つことになるから、どうしてもノロッコ号に乗れないなぁ・・」
「あー、そうなんですか・・残念だけど、良い方法、駅で相談してみます・・」
　・・本当に、可愛い「ノロッコ号」を見ることが出来ました・・

　☆　会話も楽しい「山のバス」から、私の冒険がスタートしました　☆