稲荷神社の森

「日本風景街道熊野」のホームページで、
「紀南の大木・古木」の特集が始まりました。
近くの人が、写真を撮ってきて、空いたところを埋めていく
面白い企画です。

私は、旧田辺市の写真を撮りに行ったのですが、
アップされるのは、各場所一枚だけ・・・

いろんな出会いがあったので、このブログで少し詳しくご紹介を！


田辺市立稲成小学校のすぐそばの稲荷神社。
地名は「稲成」なのに神社は「稲荷」・・ちょっとややこしい・・
「粥占い」でも有名な神社です。


参道を進むにつれ、森だ！森の中を歩いてる！とうれしくなってきて・・


一番大きな杉の木は、カミナリが落ちたため、数年前に切ってしまったとか。
この木は、2番目に大きかった杉の木。
　

松・ケヤキ・もみの木・杉・檜・いろんな種類の大木が・・・
この森は「市指定天然記念物」になっています。
　
神主さんに、いろいろお聞きすると、
「歴史はお好きですか？」と尋ねられました。
「いぇ、歴史は苦手で・・・」
　・・高校では、ちゃんと日本史履修したんですよ。でも成績もかんばしくなく・・

「「田辺市史」は読まれましたか？」
「いぇ・・・」

何の下調べもせず、ただただ木の写真を撮りに行った私は深く反省・・
それでも、神主さんは優しく、数百年前の、木のお話をして下さいました。

田辺市さん！
入り口に建てた看板に、間違いがあるそうです。
古くなってるので、新しい正しい看板をお願いします・・とのことです。
何度か申し入れをされているようですが・・・


「この森は、防災林です」と神主さん。
明日1月17日、阪神・淡路大震災12年目を迎えます・・