華灯り

不思議な夢 ※和風ファンタジー

昨日(一昨日)、雨に濡れたせいか
風邪を引いたらしく朝方に発熱。
(現在、平熱)

熱があると、不思議な夢を見る。
そして、
二十一眼天珠を着けていたからかも。

舞台は江戸くらいの日本で、
福島辺り?山が近い。村。

盲目の女性霊能者が集まっている、
置き屋みたいな場所にいる。
(遊女というわけではない)

お弟子さんの瀧さんが、
後輩みたいな感じで
働いている。
付近の村で、狐憑きなどが現れると
解決に向かったりする。

私も盲目なわけだけど、
心の眼でそれとなく周りの様子がわかる。
表層の心情は、夢の中の登場人物。
深層の感覚は、今の自分。
つまり、夢というのはわかっている。

私は自分の藁葺きの家のような、
相談所を持ってもいる。
なぜか、この置き屋みたいな場所に
出張に来ている。

女将さん的な人物に、
『××(地名か屋号。よく聞こえない)まで
行っとくれ』と言われる。
私は、その世界で必要がないと喋らないので言葉が話せないと思われている。

旅装束を着せられるものの、白装束で
何だか死装束とも取れる。
何かの塊(人間の業?)を背負わされる。

盲目な上、夢でも体が弱い。
霊を感じると、嘔吐する体質らしい。
外は魑魅魍魎の世界。
吐きつつ這って移動する。

しばらく進むと、
黒い大きな影が2つ、3つ迫って来るのを
感じた。
1人では対処出来ないので、さっきまで
置き屋で待機していた瀧さんを
呼ぶため戻ろうとした。
が、間に合わない。

でも助かるのはわかっていて。
慌てていない。

そこに、強くて白い滊を持った
歳上の女性が現れて、
の手を引っ張って
家の門の中に引き入れてくれた。

その門を、影は越えることが
出来ない。
口惜しそうな叫び声と、
骸骨のような表情をしている影を
瞼の裏側に感じる。

女性は
『〇〇の あねさんの所から来たん?
重いもん持ってん』
と言って、
私の背中の塊を下ろしてくれた。

その家は古いけれど大きく、
隅々まで掃除が行き届いている。
玄関は広いけれど質素に見えたのに、
奥に進むにつれて西洋風に、
少しずつ豪奢になっていく。

『**様(聞き取れず)がお呼びじゃ』
急に言われたので、
この女性の夫かと思う。

が、進んだ先の大広間に
まだ若い人(男性)が座っていた。

で、この人を視て
(ゲッ、多嘉良じゃん)
と私、思う。
外見は特徴なし。
20代初めくらい。
痩せてて、害はなさそう。
(in 心の眼)

そいつはどうやら、このお屋敷の
若旦那的な存在らしい。

『〇〇姉さんの巫者(ふしゃ)じゃから
目が見えん』
と女性が紹介している。

『お前の名は何だ』と
多嘉良モドキに聞かれたものの、
私はその夢の中では、
よほどのことがないと話さない設定らしい。

多嘉良モドキ、手をシッシッ、とやって
女性を部屋の外に出した。

(げ〜嫌な予感)
『近う寄れ』

と、モドキ(名前省略)に言われたので
(お前は悪代官か)
と思いつつ
近寄らない夢の中の私。

『××(最初に女将さんに指示されたミッション先)には迷惑している、
ふた親が××の黒神にやられた。
〇〇(女将さんち)では敵うまい。
お前も敵うまい』
↑私も負けるって言われてる。

女々しく嘆くモドキ。
つまり、ご両親が亡くなって
このお屋敷を継いでいるけど
何だか知らんが打つ手なし、
ってところらしい。

さっきの黒い大きな影って、
その黒い神様の一部っぽい。

じゃあ、私も無理だなって
すぐ思った。

そこから先、なぜか私は
そのお屋敷に滞在することに。

モドキが言うには、
私がいると黒神様が
攻撃をして来ないらしい。

『ここにおれ、おるだけで良いぞ』
と言われるものの、
早い話が軟禁。

すげー暇。

なので、脱出を試みた。
が、あっさり捕まって
モドキに
『苦渋の決断である。
人柱にしてくれよう』

と宣言されたところで、
パッと目が覚めた。

うーん、寝起きの感触、だるい。

隣でスヤスヤしていた、
モドキではないターチン。
私が起きると目を覚ますので、
夢の話をした。

そこで衝撃のひとこと。
多嘉良「その夢、見たことがある」





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