夕方に神の母聖マリアの祭日ミサがあり、


おみくじ。
夜になってから初詣へ。
神社に行く時に、着物を取り入れた。
(教会では別の服装)


おみくじ。
娘:大吉
私:大吉
多嘉良:小吉
私が大晦日の夜、どうなったか
お話したいので
恥ずかしいのですが、
聞いてください。
多嘉良は、そんなことをわざわざ書くな
と言っていたのだけど、
懺悔と今後の教訓のために。
大晦日にもミサがあり、
多嘉良実家に行っていた。
お父さんがヴィンテージワインを
多嘉良のために用意していたのだけど、
「車だから持って帰る」と言って
飲まなかったターチン。
「代行呼んでやるから」と
寂しげなお父さん。
普通にご飯を食べて、多嘉良は卒アルを
持ち帰りたくて3階の屋根裏へ。
棒で開けて、隠し階段みたいなやつが
出てくる場所。
お父さんに
「私、お酒大丈夫になったんだよ」
と言って、一緒に飲むことに。
ワインつったって、アルコール入った
葡萄ジュースだろ?
…甘く見ていた私。
お父さんは日常ではお酒を飲まない人。
全く飲めないわけじゃないんだけど。
旅行先とか、お祝いの席で上品に
少し飲む程度。
なぜかお父さんと話が弾み、
「お父さんとお母さんに謝りたい。
私はこの家で拾って貰ったと思ってるの。
ずっとありがとうって言いたかったんだよ、中学生の時にも」
と涙ながらに言っていたら、
お父さんがうるうるし出して
ぐいぐい飲んでいる。
※この時点で出来上がった二人
お母さんもうるうるして、
2本目のワイン登場。
え…2本目…?
チラッと思ったものの、
別に具合も悪くないし
何より、いつも飲まないお父さんが
めっちゃ楽しそう。
「飲もう、飲もう」なんて言ってる。
あら、よく見るとお父さんって
ターチンそっくり。
そう思うと、なんだか愛おしい。
お母さんがワインをお父さんに
注いでいる。
お母さんは、ウィスキーを何杯飲んでも
ほぼ酔わない。
なので、お母さんの感覚では
飲ませているつもりはない。
まあ、ウィスキーと言っても
水割りだとは思うけど、
多嘉良のお酒の強さはお母さん譲り。
私はワイン以外、サラダくらいしか
食べておらず、
お母さんが「何か食べないと」と
色々勧めてくれる。
それでなぜか、
マグロのカルパッチョが目に入った。
ナマモノは免疫のせいでダメ。
なのに、お酒が消毒するわ〜
的な考えになり(注:消毒出来ません)
マグロを食べた。
私は病気以前から、お刺身は食べない。
なのに、なぜ。
お母さんは、私が食べられない物を
忘れていて、かなり嬉しそうに
たくさん盛ってくれた。
気がつくと、ワインは2本目も
空になっていて
なぜか多嘉良が実家に泊まった時用の
日本酒の瓶もあって、
ワインとチャンポンしているバケ猫。
年末チャレンジャー。
お父さんがトイレに篭って
出てこない。(思いっきり吐いてる)
ありゃりゃ?
って急に酔いが回り、
物凄い吐き気に襲われる。
なんだこれ。そんな急に。
多嘉良はその頃、まだ屋根裏で
小学校〜大学の卒アル、
色紙、恩師からの手紙などを
見ていて
お父さんと私が酒盛りしていたのは
30分程度。
そんな短時間でこんなに飲んだことは、
もちろん今までにナシ。
2階のトイレまで上がれず、
キッチンのシンクにバーっと吐いた。
ワインで真っ赤。
3連続くらいで吐いた。
私は子供の頃から胃腸が変で、
よく吐いていたので
吐くのは慣れてる。
が、息が出来ない勢い。
娘が冷静にキッチンペーパーを
大量に手で巻き取り、渡してくれた。
「パパ呼んでくるね」
と言ったので、
多嘉良ってばもうどこに行ったのよ〜
と、安心してゴロン。
私が倒れたと勘違いしたお母さんが
「きゃあー華ちゃんが」
とアワアワしている。
お母さんは本当にいつまでも少女。
多嘉良が来て
「……」
という沈黙あり。
また吐き気が来ていたので
オエオエしていたら、
吐瀉物が詰まらないように
横向きにして袋を宛てがってくれた。
物凄く寒くて、「寒い」と言ったら
多嘉良に「急性アル中」と言われてしまった。
毛布をかけてくれた。
病院に行くか聞かれたけど、
ライブがあるし
病院に迷惑かかるし。
ライブを、やろうとしていた。
カードを持って来ていた。
が、後ろに引っ張られるような
急激な目眩が。
「ライブは中止。後でメールを」
と多嘉良。
お父さんはコソッとトイレから出て、
歯を磨いて寝室に行ってしまった。
誰とも話さずに。父よ…。
多嘉良によると、
それから私は5回くらい吐いたらしい。
(袋へ)
その後、自力でトイレに
入ってまた少し吐き、
+大小排出したら
楽になった。
車に乗って、また少し吐き気があったけど
帰宅してシャワーして、
ご依頼人様方や姉、ミーさん、なっちゃんなどにLINE・メール・電話をしたり、
ライブのお詫びの護符を書いていた。
いたたまれなくなり、
もうお酒は一切飲まないことにした。
「あんな短時間で2本も空けて。
しかも純米酒と混ぜるとは何事か」
と多嘉良に言われた。
昔のワインは、温度管理が特に重要らしく
お父さんはちゃんと湿度を考えたりしていなかったようなので、
そうすると悪酔いする原因になるみたい。
飲む少し前からデキャンタへ移し替えを
して、しばらく落ち着かせるんだって。
すぐ飲んではダメらしい。
今までお酒で失敗したことがなかったので、わりと飲めるはずと思っていたのだけど、考えてみたらこの5年くらいは
ほとんど飲んでなくて。
まだ病後の内に入るというのに、
何やってんだろう。私。
大晦日で、お父さんが嬉しそうに
一緒にたくさん飲んでくれて、
とっても楽しかったんだよね…。
あの厳格なお父さんが、
「華さん、飲もう飲もう」って。
それには多嘉良もびっくりで、
「年寄りを調子に乗せるな」
と言われた。
お父さんは、元旦に頭痛で
眠っていたそうで。申し訳ない。
夜、電話が来たので
謝ったら「良いんだよ。華さんが元気になって一緒に酒が飲めたのだから」と
笑っていたけれど。
私も、初めて二日酔いというものを
経験した。
頭痛、目眩。
(午後には治った)
それにしても、多嘉良は
何をどれだけ飲んでも
ケロリンとしているので、
体のつくりが違うんだとわかった。
多嘉良ですら、以前に会社の飲み会で
朝方に帰って来て、
あまりにも飲んで来て
一度ワインを吐いたことがあるから、
日本酒よりワインのほうが良くないの
かも。(ただし意識は普通)
再度宣言。
私は一生、お酒は飲まないことにします。
ライブに、せっかくお申し込みくださったのに、本当に申し訳ありませんでした。
穴があったら入りたい。
この歳で、大学生みたいな失敗を
するなんて…。
ああもう、本当に本当に本当にごめんなさい。