著者 ユヴァル・ノア・ハラリ
訳者 柴田裕之
下巻の訳者あとがき、コピーしといて良かった。
(読み進める毎に動揺して、済んだとこどんどん忘れてく。🤣)
認知革命から農業革命に至って、「幸福」の概念を大きく揺らがされ、
人類の統一へ向かう道連れの「お金」と「帝国」と「宗教」の働きに打ちのめされた。
先に読んだ下巻の「科学革命」で、生物学的な制約を超えて、
制御不能となったサピエンスの暴走に、暗澹たる氣持ちにさせられたのを思い出した。
(コピーのおかげ。🎉)
史実の全てが事実ではないし、
考古学が全てを明らかにもしていない。
ゲノムの解明はその全ての働きを把握できてもいないだろうし、
未来へ向かう科学を止められないまでも影響は与え得る。
実態を現し支えているのが「共同主観」、
すなわち共有された虚構ならば、
ボクの思考が認識が情緒が心が変われば、
ボクの分だけ現実が変わる。
ボクをそっくり替えることはできないし、
過去をもみ消すこともできない。
頼りない土台ではあるけれど、
この上に積み上げていくしかない。
でもね、
ひとりそうしてても確かに誰かが何かが側にいて、
支えてくれてたり、押してくれてたり、
一緒に歩いてくれてたりする、
そんな氣もしたりする。
「思いは叶う。」
そんな言葉も道連れに、
来年もゆっくり歩いていこうと思います。
今年もありがとうございました。
みなさんもよいお年を。💞