花川倶楽部

  こども達に 豊かな里を手渡すために

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日本列島回復論

2020年02月25日 | 花川文庫


この国で生き続けるために

著者 井上岳一

所々で違和感があったけど、
主要な部分で異論はないし、
多くのヒントをもらえました。

天賦のベーシックインカムたる山水の恵みに満ちた山水郷。
己を超えた存在を引き受けて生きる。
天道が勝れば、人道が立たず。
村においても生き心地のいい社会は作れる。
人と山水とデジタルの統合。
共に創る新たな物語。

ボクはボクのフィールドで、
オリジナルの物語をこれからも描いていきます。
過去の命たちと契り、
未来のこどもたちに手渡していく。
豊かな山河を。
豊かな田畑を。
豊かな里を。
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ホモ・デウス

2020年02月14日 | 花川文庫


テクノロジーとサピエンスの未来

著者 ユヴァル・ノア・ハラリ
訳者 柴田裕之


個人の内なる声が全ての価値の源泉であると、
人間至上主義(ヒューマニズム)は主張する。
自由主義、個人主義、市場主義、民主主義。
虚構(共同主観的現実)が(客観的)現実を呑み込んでいることに、
なかなか氣付けないよね。

科学(サイエンス)と技術(テクノロジー)が知能と意識を分離して、
生き物をアルゴリズムに、生命をデータ処理に見立てて、
意識を持たない高度な知能を備えたアルゴリズムが間もなく、
ボクたちが自分自身を知るよりもよく、
ボクたちを知るようになるかもしれない。

パンクした頭にいくら空気を送っても、
見かけは形をなしていても、
その実、右から左へただぬけていってる状態で、
押し込まれる刺激にだけ耐えているようなものでした。

「サピエンス全史」のときもそうだったけど、
訳者あとがきはためになる。
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「れいわ現象」の正体

2020年02月01日 | 花川文庫


著者 牧内昇平

貧困で卒業できない大学生に涙した。

新聞記者の著者が、
れいわ新選組を支持する人々へのインタビューを中心に、
現代日本の『生きづらさ』を探っている。

巻末の「特別収録」安冨歩氏インタビューも面白い。
以下、長文抜粋。

「そもそも性的少数者なんて者はいないんです。
 そういう口実で差別する人がいるだけ。
 その根源をたどれば、
 それは一人ひとりが不幸だからだってことに気がつきました。
 その不幸は今の不幸じゃない。子どものときの不幸なんです。
 子どものときに、
 私が生まれてきただけで意味があるのかって、
 生きているだけではダメなんだって思うということが、
 そういう暴力を生んでしまう。
 だから、
 私たちの社会が暴力的な社会でないようにするためには、
 子どもを守らないといけない。
 すべての子どもが、
 お腹いっぱいに食べられて、愛情を向けられて、
 気持ちよく育っていけるようにならないといけない。
 そうしたら、その正体不明の不幸は、
 私たちの社会から消えてなくなります。」

「その時にカギになるのが、子どもを学校に行かせない、
 ということなんです。
 子どもを学校に人質に取られている以上は、どうしようもない。
 (中略)
 学校に行ってなかったら、もう世界旅行でもなんでも、
 好き放題にできるんですよ。
 そして、
 家族を守るということが本当に中心のテーマになる。」
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クマともりとひと

2020年01月26日 | 花川文庫


発行 日本熊森協会

あの時、
あっという間に16のクマの保護団体ができた。

その事の意味を考えて、
肝はここだな💡と思う。

3人寄れば文殊の知恵。
3人寄れば組織として動き出す。

人数が少なければ想いも伝えやすいし、
意思決定も早い。

気心知れた人となら、
動きは早いし、
動きが楽しい。

数ある課題の中の一つの課題を、
たくさんのグループを結集して協働していく。

実は既にたくさんいる文化創造者たちがお互いを認知できず、
協働できない状況を越えたい。

百万人の自然保護団体より、
一万のコミュニティのネットワークの方が素敵。

今のマインドセットでいけば、
森林環境譲与税も出汁に使われて、
役人の都合で他に消えていくんだと思う。

力のあるところに官吏はすり寄るので、
その力を獲ることに目標を移すと、
心身は疲弊するし、道のりは果てしなく遠い。

ターゲットは見えているので、
現有勢力を結集して躍動していこう!
機運もツールも、もう揃ってる。
あとはやるだけ。

あの時、
中学生たちが教えてくれたこと。
「愛は行動となる。」

奥山=熊森協会
里山=きらめ樹
大地の再生、森は海の恋人、ようび(やがて風景になる)。
それぞれのエキスパートの主導で、
課題ごとに結集して協働していけたらいいな。
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本当の貧困の話をしよう

2020年01月10日 | 花川文庫


著者 石井光太

ユヴァル・ノア・ハラリの狭間で読んでて切なくなる。

ホモ・デウスの第1章でハラリさんは、
人類が数千年に渡って思い悩んできた
飢饉・疫病・戦争の3つの困難をほぼ克服しつつあり、
それらは未来へ向かうボクらにとって
たいした問題ではなくなると解説しはじめている。
(まだ30ページしか読んでない。)

貧困の実態を分かりやすく、
そして生々しく伝える本書は、
貧困こそがその根底にあって、
3つの困難を人々に強いているという。
そしてやっぱり
「これを知って君はどうする?」と問いかける。

今後、社会変革が起きて、
より大きな課題が迫ろうと、
今、目の前にあるこの状況に目をつむり、
仮に無私であろうと準備に勤しむことが道理であろうか?

いや、決してハラリさんもそうは言わない。
その大きな課題に向かうためにも、
この目の前の困難を避けて通る訳にいかない。

そうでなければ未来に対して真っ直ぐな心が養われもしない。

そう書いて、怖じ気づく自分。
ああ、切ない。
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