ちゃ～んと、言えたから

「Suguは、よい子かな？」

・・・はい、サンタさん。
実はですね、今日こんなことがアリマシタ。

今朝のＳｕｇｕは、学校の畑で採れたダイコン、ニンジン、白菜で
お味噌汁を作る実習を楽しみに「いってきま～す」と、張り切って！
秋に畑を耕し、種を撒き、「ダイコンのお味噌汁」を作るんだと、
日記を付け、ずっと楽しみにしていた今日の実習。

でもね・・・。
しばらく経って・・・「あらぁ～？」
テーブルに、エプロンが・・・？
「確か、これ忘れたら、お料理できないって言ってたっけ？」
「も”ぉぉぉ～！！Ｓｕｇｕったら！！」
・・・あれだけ楽しみにしていたはすなのに、どうして忘れるぅ～？？

さて・・・届ける？届けない？

「届けてあげましょうよ・・・」
「いいえ！届けるなんて、あまい、あまい・・・」
「でも、楽しみにしていた実習でしょう？」
「いいえ！忘れ物なんて、届けるから、懲りないのよ・・・」
「でも、やっぱり・・・届けてもらえると嬉しいものよ・・・」

しばし、私の中の悪魔と天使が戦った後、
「よし！急いで届けなくっちゃ！」
悲しそうなＳｕｇｕの顔よりも、嬉しそうなＳｕｇｕの顔が見たいもの
　　　　　　　　　　　　　
ハァ、ハァ息をきらせ、ミラクル猛ダッシュで、教室まで。
私に気付いて出てきたＳｕｇｕ・・・「どうしたの？」とキョトン
「エプロン、忘れてたでしょう？」
「えっ？ホント？・・・ヨカッタ～！ありがとう！」
そう言ったＳｕｇｕは、嬉しそうというよりも、ホッとした表情デシタ。
　　　　　　　　　　　　　
教室を後にしたワタシの気持ちは、とっても穏やかだった・・・
「ヨカッタ～！ありがとう！」って言ったＳｕｇｕの笑顔が嬉しかった。
・・・・ヤッパリ、トドケテ、ヨカッタ！
　　　　　　　　　　　　　
忘れ物を届けるか、届けないか・・・それぞれ育て方はあるけれど、
やっぱり、子供の笑顔に励まされて生きている大人たち。
「ありがとう」を言ってくれるだけで、十分だと思ったのでした。
やっぱり、届けますよね？

それにしてもさ、これだけは言わせてよ。
学校、遠いんだからさ・・・なるべく忘れ物はしないでよね！



ねえ、サンタさん。
Ｓｕｇｕに、プレゼント持ってきてあげてクダサイネ。
今日は、ちゃ～んと「ありがとう」が言えたから・・・いいでしょう？

たま～にママを困らせることも・・・あっ、その話は今日はいっか。

追記：
今日は、親ばか日記でスミマセン。
「ありがとう」って言った笑顔が、嬉しかったので・・・つい（苦笑）

by hana