さぁやってきました、縫山ナントカ堂・オリジナル商品ご案内の時間です。
今回はオリジナル花札「曼荼羅」をご紹介します。
こちらは従来の花札のデザインに、新たにイラストを組み合わせたものになります。
よーく見ると、なにやら仏像らしき絵が描かれている札がありますね。
この花札は、東寺に所蔵されている「立体曼荼羅」をモチーフにしたものになっています。
(東京国立博物館「国宝 東寺 ―空海と仏像曼荼羅」より)
「立体曼荼羅」というのは、通常は平面で描かれる曼荼羅を仏像を用いて立体で表現したもので、弘法大師空海の最高傑作と言われています。
曼荼羅は、如来像5体、菩薩像5体、明王像5体、天部2体、四天王像4体の計21体によって表されています。
(東寺ホームページより引用)
東寺の講堂の中央に、真言密教の最高位である大日如来が鎮座していて、その四方に4体の如来が配置されています。
東側には金剛波羅密を中心とした菩薩の世界が形成され、対する西側には不動明王を中心とした明王の世界が形成されています。
さらに西と東の端に天部、四天王が配置され、立体曼陀羅が完成します。
この立体曼荼羅の配置に合わせて、1月から並べた札に仏像を配しています。
■五智如来
■五大菩薩
■五大明王
曼荼羅の仏像以外にも、空海が描かれた札もあります。
遊び方においては従来の花札の役に加え、仏像札を用いた新しい役も追加し、これまでにない新感覚なゲームが楽しめるようになっています。
花札で遊びながら、空海の曼荼羅の世界を堪能できる花札です。
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