あちこちに、旧町名の銘板があります。
今度は、東雲町の銘板です。
この町名は、明治になってから
西の夕陽山に対して、東のこちらを東雲と名づけたとあります。
ひがし、くもと書いてしののめと読みます。
夜明け前の茜色の空を指すそうです。
上町台地の西は、大阪湾に夕陽が沈むさまが美しかったのでしょう。
対して、東には生駒の山並みがあり、そこからの日の出が荘厳だったのでしょうか。
今では、町並みがじゃまして、山が見える所は少ないです。
いつの間にか朝日が登っているという感じです。
でも旧町名の東雲町のなだらかな坂道をゆっくり歩きながら、朝日の昇るさまを想像してみるのはいいものです。
合区で消えた町名は、歴史や自然を感じさせてくれます。
合区すると、何故か由緒のある町の名が消えます。