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花日和 Hana-biyori

ドラマ「燕は戻ってこない」3話(感想)

■エージェント青沼が気になってしょうがない

代理母をテーマにしたドラマ「燕は戻ってこない」(NHK総合)。生殖医療の是非や女性の生き方と向き合う話ですね。

第3回も生殖医療エージェントの青沼さん(朴璐美)が、またまた良かったです。

代理母になるのを迷うリキ(石橋静河)と、子供がほしい夫婦とが高級ホテルの一室で対面。エージェント青沼も同席で会食するシーンから始まりました。

どこかウキウキする夫(稲垣吾郎)に対し、戸惑いを隠せないリキと妻(内田有紀)。二人が女子トイレで本音の探り合いをしていると、エージェント青沼が心配した体で入ってくるという場面がありました。

そこでリキが「男は種付けするだけ」と投げやりなセリフを吐くと、

いかにもバリキャリ風にご丁寧に振舞っていた青沼さんが、「種付けなんて!」と野太い声で恫喝のようなひと言。この一瞬だけ、遊郭のやり手女将の声でした。

その後は、エージェント青沼の一人舞台です。

男は子育てのタイムリミットを問題にするけど、女にはその前にもっと切実な「産めるタイムリミット」があると聞かせるともなく説いていました。人に有無を言わせない凄味がありましたね。

この人も過去に色々あったんだろう…と感じさせます。もういろんなことが振り切れていて、覚悟というか肝がすわっている人なのだと。

そしてエージェントにも報酬として一千万が支払われると明かされていました。必要経費を差し引いても、それだけの高額報酬を取るからには並の覚悟じゃいられないでしょう。

で、今回は主人公のリキが「代理出産をする」、妻の悠子は「受け入れて自分が育てる」という決意を固めました。

いわばここで二人の肝がすわったと言えましょう。青沼さんの言葉が後押しになったかはわかりませんが、そういう流れではありました。

エージェント青沼の過去エピソードだけで、配信スピオフドラマ作れそうって思っています。




 
 
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