おしゃべりなたまごやき 作:寺村 輝夫 / 絵:長 新太出版社:福音館書店 |
一生懸命真剣に聞いてくれていましたが、ウケたのかどうかは良くわかりません。
少しくらい、にやっとしてくれるかなーと思っていましたが、私の読み方が未熟なせいもあるでしょうが、みんな表情はあまり変わらず・・・。
しかし自分はそういう中でもあまり緊張しなくなっていました。慣れたんだなあ。(早めに読んで15分)
<あらすじ・感想>
わがままで子供みたいな王様はたまごが大好き。今日の晩ごはんのおかずは目玉焼き、ということになっていました。
王さまは散歩中にニワトリ小屋の戸をあけてしまい、ニワトリたちが大脱走して大騒ぎに。さて犯人捜しが始まりますが…。
ある秘密をニワトリに聞かれて口止めしたり、犯人さがしはあるものの、捕まるわけはない…など、いくつか山場があって、ナンセンスユーモアものとでも言うのでしょうか、私が子供のころに母に読んでもらった時にはめちゃめちゃ面白いと思っていました。
しかしながら王様の大好物がたまご、というのが、もう今どきの子には共感を得られないかも・・・と薄々かんじちゃったりもします。逆に、王様のごちそうってそんなもん?って気がしちゃうかも。
そういう物語ではないですけど、ごちそうの描写って子供は喜ぶんですよね。「めだまやき、サラダにスープにリンゴに、イチゴに、コーヒー、ミルク、ビスケット、チョコレート、それからチュウインガム…」
これは子供のおやつだなあと。もちろんそれを狙って書いているのは分かりますが、ちょっと時代も感じてしまいます。
ちなみにうちの8歳児は昨日自分で読んでいました。最後まで読んでいたから面白かったんだろうとは思いますが、読み聞かせしたときもすごく面白いという感じではなかったような。