セカンド韓流2

ナイン~9回の時間旅行~

出演:イ・ジヌク、チョ・ユニ、イ・スンジュン、チョン・ドンファン

演出:キム・ビョンス 演出:ソン・ジェジョン、キム・ユンジュ 制作:2013年

[5段階評価:★★★★★+☆]

 

面白すぎた。

ってか、ここまで凄いタイムトラベルものだったとは…私の貧相な想像を軽く超えてました(汗)

兄がヒマラヤで亡くなったと連絡を受けたパク・ソヌは、休暇を取ってネパールに向かう。現地には職場の仲間であるTV局スタッフも取材で訪れていた。空港に迎えに来た後輩のチュ・ミニョンに、ソヌは突然プロポーズをする。「6ヵ月だけ結婚しよう。時間がないからすぐに返事をくれ」ソヌの行動が理解できないミニョンは、ソヌの親友ヨンフンに事情を聞く。ヨンフンが教えてくれたのは、ソヌが脳腫瘍だということだった。

ソヌの兄は1本のお香を握りしめて亡くなっていた。ソヌが遺品のお香に火をつけると不思議な現象が起こる。1人で住んでいるはずの自宅に、若い頃の父、母、大学生の兄が現れたのだ。お香は20年前へと導くタイムマシーンだった。なぜ兄はこのお香を持っていたのか? 過去に行きたかったのだとすれば、火事で亡くなる父親を助けたかったに違いない。そう考えたソヌは、死んだ兄に代わって過去の父親を助けようと試みる。その結果、未来は思いもよらない最悪の方向へと変わってしまう…

全20話、予測不能な展開で、9本あったお香は中盤で早くも残り2本になってしまうんですが、そこからさらに怒涛の展開が待っていて、ラスト3話はも〜う言葉にならないというか、こんなドラマ見たことない!と、ちょっと呆然とするような内容でした。。いやぁ〜恐れ入りました。

例えば、たくさんのパラレルワールド(別世界)があると想定して、その1つ1つがそれぞれの物語を紡いでいるとするなら、ソヌとミニョンが幸せになる世界と、別れてしまう世界が同時に存在していて、そのほんの一部をドラマの中で垣間みただけで、無限の可能性が彼らにはあるということなんだと思いました。辛い未来も楽しい未来も、1つの選択でどちらにでも変化し得るし、さらには自分の選択だけじゃなく、一緒に生きる人々の選択でも変わっていく。人生の不思議、巡り合わせなどなど、いろいろと考えを巡らせたくなるドラマでしたねぇ。しばらくこのドラマの余韻に浸ってしまいそうです。


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