出演:チェ・ジニョク、ユン・ヒョンミン、イ・ユヨン、チョ・ヒボン
演出:シン・ヨンフィ 脚本:イ・ウンミ 制作:2017年
[5段階評価:★★★★☆]
トンネルを抜けるとそこは、未来だった。
1986年、若い女性を狙った連続殺人事件が発生。犯人を追っていた刑事のグァンホは、トンネルの中で犯人らしき人物と遭遇。格闘のすえ頭を殴られて意識を失ってしまう。意識が戻ったグァンホがトンネルを出ると、町の様子が一変していた。そこは30年後の世界だった。
様変わりしたのは町の様子だけじゃなく、職場である警察署内も見慣れないものばかり。パソコン、スマホ、紙の書類はほとんどがデータ化され、検索すれば一瞬で出てくる。今では当たり前の光景も、30年前の人からしたら魔法の世界でしょうね。改めて世の中の進化のスピードを感じました。
30年前に追いかけていた事件はどうなったのか? 自分の家族は? そして最大の謎、なぜ30年後にタイムスリップしてしまったのか? 過去との因縁、家族愛、30年前との繋がりが次々と明らかになっていくストーリーは、とても面白かったです。
たぶん、あの人の命を救うために未来に呼び寄せられたんじゃないかなぁ。