職場を含めたお土産配りをしました。皆さん、食品系には一瞬戸惑います。一日おいて、お腹を壊さなかったよと報告されました
中国産冷凍食品の農薬問題が大きく報じられているせいで、中国産のすべての食品に疑いをもってしまう心理。「安心・安全」のキーワードがチラつきます。
(追記)リンクしておきながら、あまりちゃんと読んでいなかったのですが、NTTデータ経営研のレポートは主観だらけだしツッコミどころが多かったですな。タイトルからして「考える」とエクスキューズされておるわけですが、『「安全」であれば「安心な」社会となるということは、本当に自明であろうか。』などと問題提起から空滑り。ツルツル。自明なわけないじゃん。
原発の話を持ち出されていますが、「安全であれば」という前提が揺らいでいるということを認識されていないのか、それとも故意に括弧に入れているのか。リスクについても、『事故のインパクトと事故に遭遇する確率の高低において定義される概念がリスクである。』と自ら述べているにも関わらず、その後の考察では確率の高低のみでリスクを考えています。事故のインパクトについてはどうなったの?また原発問題において、どのように「最小化されたリスク享受」が可能だと言うのかしらん。
BSE問題についても「科学的には意味のないBSEでの全頭検査を主張する背景」などど言い切っていますが、そんな方に不確実性云々を言う資格はあるのかな。「科学的に意味はないかもしれないけど、いや、やっぱりあるかもしれないしぃ..むにゅむにゅ」という態度が、不確実に正しいのではないかしらん。あと、BSEは潜伏期間が長いですから、中国産冷凍食品のように「犯人探し」が不可能なので、ワタクシはこの点も安心できませんわ。
一般的他者、限定的他者というのも意味不明です。山岸さんの「信頼」「安心」の定義の紹介から続いていますが、かなり論理飛躍した文章だと思います。
社会システム論者であるニクラス・ルーマンの定義を紹介すると、「信頼」とは「情報不足を」「内的に保障された確かさで補いながら」「手持ちの情報を過剰に利用し」「行動予期を一般化させる」もの(『「核」論』武田徹著p.70)。つまり信頼社会の大前提あるいは要素として、一般的な「情報不足」の状況があること(が必要なこと)を認識すべきです。言うまでもなく、一般的な「情報不足」の状況は得がたくなっています。
ワタシはそもそも冷凍食品を買っていませんが、意識して買わなくなったきっかけはBSE問題です。
それ以前にも、冷凍食品はほとんど買いませんでした。理由は量の少なさ。便利ですけどやはり割高だと思います。
手作り餃子を大量に作って冷凍保存できるくらい、時間に余裕のある生活ができるのが、プチ・ハッピーだと思います。
しかし、今日は昼近くに起きたにも関わらず、昼食後に昼寝をしてしまいました。何とも自堕落な生活。餃子作りをしていたら100個は作れたと思います。反省します。
私もBSE問題は,結構,影響大きかったかも知れません。あれ以来,我が家でもたまに使っていたレトルトものやブイヨンすら使わなくなりました。食べ物って,急性毒性がないと,実際,本当のところは分かりませんよね。そればっかり食べ続けるわけでもないし。まぁいいかと食べている方も考えます。
食の安全性について担保を取るってのは,実は,ある意味不可能なのかも知れません。だから毒殺って,今でも暗殺に最も有効(笑)。今回のような強毒性のトラブルでなければ,実際分からないので。みんな手作りで餃子作るようになったとか多少はポジティブな話もあるでしょうか。
情けないですが、実際、毎日何を食べればいいか分からなくなっている今日この頃です。
レトルト食品は以前からあまり使わなかったのですが、ブイヨンが使えないのはきついです。
ダシを初めからとる手間なんて考えられませんので、鰹節も昆布は背に腹は変えられずインスタントな味に慣れきっています。
カレーやシチューも出来合いのルーを使ってたので、あまりしなくなり、レパートリー?が減ってしまいました。
外食の定食でいかにも冷凍っぽい揚げ物とか出てくると、金返せと思ってしまいますので、手作り感のある信頼できるお惣菜屋さん(目で見て選べる)が、頼みの綱です。
野菜の農薬に関しては以前はあまり気にしてなかったのですが、うさぎさんを飼っていたために、おかげで意識が高まりました。
小学生の時に,キアゲハの幼虫を育てていて,自家栽培のパセリが切れて,八百屋でもの凄く美味しそうなのを食べさせたら,あっという間に干涸らびて死んだのが強力な体験でした。勿論,今時なら昆虫の代謝系阻害などのものが普通で,直ちに人間に危険とかいうのは短絡的ですが,虫が食わないものを生産するというのはこういうことかと漫然と理解しました。私の友人の生態屋は,素人が無農薬で野菜作るなんて傲慢といってました。実際畑一面で無農薬やるって尋常な苦労じゃないです。
輸入ブロッコリーだったのかもしれません。
http://www5.plala.or.jp/nijiya231-9288/HATAKE/nouyaku/hatake_0506_kyunnzyou.htm
ブロッコリーの話
http://sjocw.kyoto-seika.ac.jp/index.php?common_humanities%2F2007_agricultural_I%2Flecture_05
↑フードマイルに絡んだ話が紹介されてます。
自宅で無農薬栽培は、ハーブを少しやってましたが、めっちゃ喜んで食べるので、生産はまったく追いつきませんでした。