本年の課題

2008-01-06 | 自然科学
東大には進学振り分けと言う制度がある。
教養部での試験の成績を点数で総合平均をとり、各自申請することで、点数の高い方から定員まで希望の学部学科に進学できる制度である。

競争が激しくなると、水準点がどんどん高くなり、ますます極限に達するまで大変なことになり、いかに効率よく点数を高めるかがシステム的に必要になってしまう。

その結果、シケ対委員というものが発生した。

これには賛否両論があるだろう。

プラスの面は:
チームワークで全体の情報を選択・共有し、現在の時点で全体のパフォーマンスを向上することができる。
1年強の短い期間で広く学ぶ方法のコツをつかめる。

マイナスの面:
それぞれの学問の本質や豊かさや楽しさを発見できないで通り過ぎる可能性が高まる。
社会に出てそのような学習スタイルで社会的意味での成功は殆ど再現できないので、本物の学び続ける方法やコツとは関係ない、無駄である。


ところで一方、大学受験模試の範囲・レベルで答案の精度を高めておくことは、
何をやるにしても、それができるプロセス、リアルタイムの現場の集中力がしっかり信用できるものであることの指標ともなりうる。
その意味では、時間をかけて高めるには良い課題と思っている。
海外留学するまでに、その時点での到達精度を確認し、改善するのに、模試が使える。統計を乱すようなことになりそうになれば、新しい模試を創設すると良い。

しかし、1,2年と言う短い時間で精度を高める為に、精魂使い尽くしてしまうくらい、中学高校時代を過ごすのは、決して強制されるべきではないことである。
但し、一部の受験生は、有意義に各自の精度を高めることを楽しんでいるようである。彼らが、疲れずに学問や業務において、優れた成果を世界に残すようになるかどうかは、これから数年から十数年の間で分かってくるであろう。

人ごとでなく、自分自身の精度を上げたい。
まずは質より量と言うトレーニングを続けたことがない点を反省し、
今年は量を密かにこなしたい。

といっても、量をやると言うことは、紙をより大量に使うことになるので、温暖化を間接的に加速する。
広告の裏を使って計算することを励行し、新しいノートは買わずにやるスタイルにします。
ホワイトボードと水性ペンで勉強することも続けたい。
水性ペンならもう製造されてあまっているものを使えばいい。

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