光と物質、ネオン原子とほかの固体を構成する原子

2005-05-19 | 自然科学
昨夜、物質波の干渉実験の模様を放送大学で公開していた。
ネオンイオン?か原子をレーザー冷却し、水平方向の運動量をゼロに近づけ、重力で二重スリットを通過してセンサーまで自然落下させているらしい。
(電磁力のハミルトニアンが支配すると話がややこしい。)
一個ずつなのに、集計すると干渉模様が出てきていた!?
装置の振動が原因で縞模様なのではなく、再現性があるのだったら、本当なのだろう・・・

pを原子の運動量、xを原子の位置とするとき、
ハイゼンベルクの不確定原理からすると、Δp・Δxの値には下限がある。
このため、Δxを広げることで波動的性質を強めるため、Δpを極小にして実験しているのだろう。

(結晶内の電子の波動関数も同じ効果で、エネルギーバンド構造を形成する。運動量がハッキリする電子は結晶のどの位置にいるかは決定不可能となる。)

こうなると、原子と二重スリットの固体結晶と、スリット空間と、センサの結晶構成原子集団がすべてセットでコヒーレントな状態となっているような数学的モデル記述が対応してくるのか?

センサ上のある一点に収束するのが確率事象となる以前のコヒーレント状態が興味深い。


私達が生活する空間物質のオーダーではこのようなコヒーレント状態が消滅しているので、
干渉しあう固体物質や、動物を目にすることは無いと考えると良いのか?

心は、頭の中で思っていること:思念は、コヒーレントにならないのか?
思念は物質と空間のどんな状態なのだろう?
と、横道にそれてしまう・・・・
みんなもいろいろ空想してみよう。学校のできふできで遠慮することなど無い。

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