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は~ふたいむ

仕事帰りにカフェに寄り道して、一緒にコーヒーなど飲みながら、
他愛のない話をして過ごしたい。そんな時間。

奈良STAY ~なんと立派な平城京

2025年03月11日 | 旅行

奈良観光最終日の後半戦は、奈良時代の日本の首都「平城京」です。
12時、循環バスに乗って最寄りの「朱雀門ひろば前」に到着したのですが・・・

何だ、この清々しいほど何もない土地は(汗)
何もない・・・というか、建物があんなに遠くに。。。

「平城宮跡」という名前に妄想を膨らませ、下調べなしで訪れたので、この光景はかなりの衝撃でした。
よく見ると、両側に何か建物はあるようなんだけど、何せ遠すぎて良くわからない。
周りの建物が見えないくらい広いのです。

広くたっていいじゃない、都だもの。
ということで、遠くに見える「朱雀門」を目指し、平城京のメインストリート・朱雀大路を進みました。
下車したバス停からの距離は約400m。
数字だけ見るとたいした距離ではないのですが、他に目印になるものがないからか、なかなかたどり着かないという感じです(^^;

大内裏の南に面する正門で、都の中では最も重要な門である朱雀門。
この建物は、映画「陰陽師」のロケで使われたそうです。
そのシーンは全然覚えていないのですが、野村萬斎演じる安倍晴明は実に優雅で妖艶で、まさにハマリ役でした。
で、その朱雀門の向こうには・・・

何もないけど、何か見える(笑)
まだこの先があるのかー。

何と、電車が通っている!
平城宮跡は「古都奈良の文化財」として世界遺産登録にも指定されているのに、何だか不思議な光景です。

色々と謎の多い場所ですね。
踏切の先にあったのは、「第一次大極殿院」という、都の重要施設があるエリアの正門。

その門の中央にある「大極門」の両側には「東楼」と「西楼」があり、現在「東楼」の復原工事中。
来年度中には完成する見込みとのことです。
その次は「西楼」だろうから、全景が見られるのはまだまだ先だなぁ。

その門の向こうにも建物が見えるー。
今度こそ、ゴールだよね?

ここもまた遠いな(笑)
人があんなに小さく見える。

近づいてみると、何と立派な建物!
こちらが平城宮最大の宮殿「第一次大極殿」です。
ここだけ見ると、何だか日本じゃないみたい。

入場は無料。
この建物は、大極殿に関する資料や、飛鳥時代や奈良時代の建物を参考に復原したそうです。

大極殿の中央にあるのは、天皇の座。
ここはかつて、天皇の即位式や外国使節との面会など重要な儀式を行う場所でした。
同時に、権力や権威を誇示する場でもあったのですね。

壁には、都の東西南北を守る四神が描かれていました。
青龍、白虎、朱雀、玄武・・・たぶん、漫画「孔雀王」で知ったのではないかしら?
「里見八犬伝」とか「陰陽師」とか「帝都物語」とか、そのテの話は大好物でした。
なので、こういうのを見ると今でも心がときめきます^^

794年には都が京都へ移り、平城京は廃絶し、その跡は田畑となって土の下に。
でも、いつの時代にも歴史好きはいるもので、江戸時代には研究が行われ、大正時代には保存会ができ。
昭和には史跡に指定され、発掘調査が始まり、少しずつ復原され、今に至ります。
まだまだ復原事業は続くみたいだし、今回見れなかったエリアもあるので、こりゃリピートが必要かも。
足腰が元気なうちに(笑)

太極殿から1.3Kmの道のりを戻り、平城宮の歴史や資料が展示されている「平城宮いざない館」へ。
こんな立派な施設だけど、なんと見学無料です。

平城宮跡の出土品や資料などを通じて、平城宮の人々の暮らしを体感できる施設。

都のジオラマや建物の模型、当時の衣装を着て写真を撮れるコーナーもありました。

都を守る四神の解説展示がカッコよかった^^

平城宮で働いていた役人の仕事の説明は、なかなか面白かったです。
休暇とかボーナスといった制度が当時もあったんですね(笑)

この顔が描かれた土器は、平城宮跡で多く出土した「人面墨書土器」と呼ばれるもの。
病気になった人が息を吹き込み、川に流して厄を払ったのではないかといわれています。
個人的には、展示物の中でこれが一番印象に残りました(笑)

14時半、循環バスに乗って平城宮跡を出発。
この青いぐるっとバス(大宮通りルート)は3月末で廃止され、路線バスが増便されるとのこと。
もともと路線バスが1時間に1本しかないような場所なので、循環バスの需要も低かったのでしょう。
なお、増便されても1時間に2本なので、ルート廃止でますます移動が困難になりそうです。
次に来た時はタクシーかなぁ。。。

ぐるっとバスを途中下車して、三条通のたこ焼き屋さんへ。
平城宮跡にあるレストランが混雑していて入るのを諦めたので、これが遅めの昼ごはんです。

やっぱり、たこ焼きは関西に限りますね。
生地がふかふかしていて、ソースの味も濃くて美味しかったです。
その後は、駅で最後の買い物をして、16時頃の電車で大阪へ戻りました。

17時頃、新大阪に到着。
帰りの新幹線は20時で時間はたっぷりあるので、アルデ新大阪にある「串かつだるま」へ。
土曜日だから1時間くらい待つのではないかと思いきや、おひとり様なので30分も待たずに席へ通されてしまいました(^^;
1時間かけてゆっくり食事してもまだ18時半。
スタバは席が空いていないし、仕方がないので駅の中をウロウロと徘徊。

来月には大阪万博が開催されるというのに、駅は万博のムードが全く感じられない(笑)
こんな壁面ラッピングしか見つけることができませんでした。
駅構内にカウントダウンボードもあったようですが、それも見つけられず。
20時、新大阪を出発。
帰りは奇跡的に隣に人が座らなかったので、本の続きを読みながらゆったりと過ごせました。
 
春日大社に始まって、平等院に法隆寺、東大寺の大仏に平城宮跡。
終わってみれば「教科書で見たアレ」ばかり(笑)
昔の記憶はアップデートされ、新しい思い出もできて、充実した春のご褒美旅行になりました^^

最後は戦利品のコーナー。

平等院ではポストカードとしおりとお香。
東大寺ではタオルハンカチを購入。
それ以外は全て食べ物で、奈良漬や梅酒、抹茶関連のものを買いました。

もちろん柿の葉寿司も。

そして、奈良のお土産の中でもクリティカルヒットだったのが、この「みむろ」という最中。
三条通を歩いていたら、すれ違う人から美味しいという声が聞こえてきたので買ってみました。
その製法は、江戸時代から一子相伝七代にわたり受け継がれてきたそうです。
こんな美味しい最中は、これまで食べたことがありません。
奈良へ旅行に行かれた方は、ぜひ買ってみてください^^

(おわり)

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