
コイツを育て始めて、何年くらい経つだろうか。
少なくとも、この家に住み始めた時には、もう冷蔵庫の中にあった。
引越しの時には、保冷バッグに入れて大切に運んだ。
だから、確実に5年は育てている。
「タネ」は母親から貰った。
牛乳パックからスプーンですくった、そのヨーグルトの粘り気に驚いた。
道具は要らない。
ただ、牛乳パックに、そのヨーグルトを少し入れて置いておくだけ。
1日程度で、牛乳はヨーグルトに変わる。
それが「カスピ海ヨーグルト」だった。

それまで食べていた、市販のプレーンヨーグルトをやめ、自家製のカスピ海ヨーグルトを食べるようになった。
植え継ぎに失敗してタネを死なせてしまったこともあるが、母にタネを分けてもらって育て続けた。
そんなカスピ海ヨーグルトだったが、このたび、育てるのをやめることに決めた。
最近になって、フジッコから「カスピ海ヨーグルト・プレーン400g」が発売されていることを知ったからである。
これまでは、粉末状の「ヨーグルト種菌」というものしかなく、母はそれを育て、私はヨーグルトになったものを貰って育ててきた。
だが、スーパーで買えるのであれば、もはや自分で育てる必要はない。
しかも、衝撃的な事実が判明。

1ヶ月でタネを作り直せと。
今の家でタネを死なせたことはないから、5年以上は同じタネのはずである。
もはや、カスピ海ヨーグルトの売りである「クレモリス菌」は、存在しないのかも知れない。
あのヨーグルト状態を維持しているのは、「乳酸菌」という名が付くだけで何の効能もないヤツらばかりかも知れない。
明日の朝をもって、我が家で育ったカスピ海ヨーグルトとお別れする。
たかがヨーグルトに対して、こんな名残惜しい気持ちになるとは、我ながらバカバカしいと思うのだが、仕方がない。
そう感じるのだから、仕方がない。
この後、フジッコの市販品のヨーグルトを買って食べるのか、それとも別のヨーグルトを買うのかは、まだ分からない。
またタネ菌から育てたいと思ったら、広島市内であれば福屋デパートに行けば手に入るようである。
手元に残っていたタネ菌は、賞味期限が2009年7月になっていた。
タネ菌に賞味期限も何も関係ないような気もするが、これはもう廃棄しよう。
少なくとも、この家に住み始めた時には、もう冷蔵庫の中にあった。
引越しの時には、保冷バッグに入れて大切に運んだ。
だから、確実に5年は育てている。
「タネ」は母親から貰った。
牛乳パックからスプーンですくった、そのヨーグルトの粘り気に驚いた。
道具は要らない。
ただ、牛乳パックに、そのヨーグルトを少し入れて置いておくだけ。
1日程度で、牛乳はヨーグルトに変わる。
それが「カスピ海ヨーグルト」だった。

それまで食べていた、市販のプレーンヨーグルトをやめ、自家製のカスピ海ヨーグルトを食べるようになった。
植え継ぎに失敗してタネを死なせてしまったこともあるが、母にタネを分けてもらって育て続けた。
そんなカスピ海ヨーグルトだったが、このたび、育てるのをやめることに決めた。
最近になって、フジッコから「カスピ海ヨーグルト・プレーン400g」が発売されていることを知ったからである。
これまでは、粉末状の「ヨーグルト種菌」というものしかなく、母はそれを育て、私はヨーグルトになったものを貰って育ててきた。
だが、スーパーで買えるのであれば、もはや自分で育てる必要はない。
しかも、衝撃的な事実が判明。

1ヶ月でタネを作り直せと。
今の家でタネを死なせたことはないから、5年以上は同じタネのはずである。
もはや、カスピ海ヨーグルトの売りである「クレモリス菌」は、存在しないのかも知れない。
あのヨーグルト状態を維持しているのは、「乳酸菌」という名が付くだけで何の効能もないヤツらばかりかも知れない。
明日の朝をもって、我が家で育ったカスピ海ヨーグルトとお別れする。
たかがヨーグルトに対して、こんな名残惜しい気持ちになるとは、我ながらバカバカしいと思うのだが、仕方がない。
そう感じるのだから、仕方がない。
この後、フジッコの市販品のヨーグルトを買って食べるのか、それとも別のヨーグルトを買うのかは、まだ分からない。
またタネ菌から育てたいと思ったら、広島市内であれば福屋デパートに行けば手に入るようである。
手元に残っていたタネ菌は、賞味期限が2009年7月になっていた。
タネ菌に賞味期限も何も関係ないような気もするが、これはもう廃棄しよう。