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は~ふたいむ

仕事帰りにカフェに寄り道して、一緒にコーヒーなど飲みながら、
他愛のない話をして過ごしたい。そんな時間。

さよなら、カスピ海ヨーグルト

2013年09月04日 | 飲物・食物
コイツを育て始めて、何年くらい経つだろうか。

少なくとも、この家に住み始めた時には、もう冷蔵庫の中にあった。
引越しの時には、保冷バッグに入れて大切に運んだ。
だから、確実に5年は育てている。

「タネ」は母親から貰った。
牛乳パックからスプーンですくった、そのヨーグルトの粘り気に驚いた。
道具は要らない。
ただ、牛乳パックに、そのヨーグルトを少し入れて置いておくだけ。
1日程度で、牛乳はヨーグルトに変わる。

それが「カスピ海ヨーグルト」だった。



それまで食べていた、市販のプレーンヨーグルトをやめ、自家製のカスピ海ヨーグルトを食べるようになった。
植え継ぎに失敗してタネを死なせてしまったこともあるが、母にタネを分けてもらって育て続けた。

そんなカスピ海ヨーグルトだったが、このたび、育てるのをやめることに決めた。
最近になって、フジッコから「カスピ海ヨーグルト・プレーン400g」が発売されていることを知ったからである。

これまでは、粉末状の「ヨーグルト種菌」というものしかなく、母はそれを育て、私はヨーグルトになったものを貰って育ててきた。
だが、スーパーで買えるのであれば、もはや自分で育てる必要はない。

しかも、衝撃的な事実が判明。



1ヶ月でタネを作り直せと。

今の家でタネを死なせたことはないから、5年以上は同じタネのはずである。
もはや、カスピ海ヨーグルトの売りである「クレモリス菌」は、存在しないのかも知れない。
あのヨーグルト状態を維持しているのは、「乳酸菌」という名が付くだけで何の効能もないヤツらばかりかも知れない。


明日の朝をもって、我が家で育ったカスピ海ヨーグルトとお別れする。
たかがヨーグルトに対して、こんな名残惜しい気持ちになるとは、我ながらバカバカしいと思うのだが、仕方がない。

そう感じるのだから、仕方がない。


この後、フジッコの市販品のヨーグルトを買って食べるのか、それとも別のヨーグルトを買うのかは、まだ分からない。
またタネ菌から育てたいと思ったら、広島市内であれば福屋デパートに行けば手に入るようである。

手元に残っていたタネ菌は、賞味期限が2009年7月になっていた。
タネ菌に賞味期限も何も関係ないような気もするが、これはもう廃棄しよう。
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