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は~ふたいむ

仕事帰りにカフェに寄り道して、一緒にコーヒーなど飲みながら、
他愛のない話をして過ごしたい。そんな時間。

勝手に秋休み ~最終日・大宮

2023年10月22日 | 旅行

秋休みも今日で終わり。
あー、旅行っていいなぁ、ずっと旅していたい(笑)

ホテルを9時半にチェックアウトし、大宮駅へ。
私の旅行では、基本的に主要駅から徒歩10分以内のホテルを場所を選びます。
少々値段が高くなっても、朝のゆとりには代えられません^^

荷物をコインロッカーに預けて、乗ったのはこちらの「ニューシャトル」という新交通システム。
広島でいうところのアストラムラインと同じ、タイヤで走る乗り物です。
走行路を新幹線の高架軌道の張り出し部分に作ったというのが面白いですね。
調べたついでにメモしておくと、ニューシャトルの開業は1983年で営業キロ数は12.7キロ。
アストラムラインの開業は1994年、営業キロ数は18.4キロで今のところ日本一長いんだそうです。

ニューシャトルに乗って向かったのは「鉄道博物館」です。
これがあったから大宮に宿泊したのです^^
朝10時のオープンに合わせて到着すると、長い入館待ちの列ができていました。
並んだのは10分程度ですが、あまりの人の多さにちょっとビビリました(^^;

そういえば、今日は土曜日でしたね。
10時にオープンし、ほとんどは中央にある車両展示へ流れていったので、私は空いている北館から見学。

北館の1階は公園のようになっていて、展示車両の一部は中で飲食ができるように解放されていました。
建物内で駅弁を売っているので、列車の中で食べれば旅気分が味わえそうです。
こういうのは、京都鉄道博物館や名古屋のリニア・鉄道館にはありませんでした。

ミニ列車の体験施設もありました。
列車はとても精巧に作られていて、運転席にはちゃんと動作するマスコンハンドルとブレーキが付いています。
コース内の信号は列車と連動して変わり、列車にもATS(自動列車停止装置)がついていたりと、かなり本格的です。
これに乗るには抽選アプリ(入館しないと使えない)での申し込みが必要なので、朝イチでの入館待ちは必須ですね。

北館は科学ゾーンということで、鉄道や電気にまつわる学習系の展示がありました。

色々あって紹介しきれないので、一番面白かったものを1つだけ。
これは、電車がパンタグラフで架線に触れて電気を取り込むしくみをゲームにしたもの。
ビリビリ棒の反対で、スティックが電線から離れてはいけません。

人がいないのをいいことに、大人げない私は3回チャレンジしてこの得点。
一度でも離れると3桁に落ちるので、まあまあ高得点の部類ではないでしょうか。
後からチャレンジするであろう子供たちに、高い目標を設定しておきました(笑)

鉄道博物館は新幹線と高崎線に挟まれているので、走行する列車がよく見えます。
これは北館からの眺めで、両方を見渡せる感じ。

東側にある「新幹線ラウンジ」の窓からは、新幹線を間近に見ることができました。
走っている車両も展示の一部にしてしまうという、借景のようなものですね(笑)

11時になったので、早めのランチは南館にある「トレインレストラン日本食堂」で。
食堂車をイメージしたレストランで、豪華な雰囲気です^^

最後の旅メシはビーフカレー。
大きなビーフがゴロゴロと入っていて、ルーも味に深みがあって美味しかったです。
コーヒーを飲んでひと息ついたら見学に戻ります。

入館から2時間、ようやく鉄道博物館のメイン展示である、車両ステーションへ。
最初からこっちを見ると時間が足りなくなって、他の展示を回れなくなっちゃうので。
写真も撮りすぎてしまうので、まあ、自制です(笑)

京都と名古屋でだいたいの車両は見ているので、初めて見た車両をピックアップ。
こちらは1940年製造のC57型蒸気機関車で、国鉄最後のSL旅客列車。

こちらは1871年製造の、日本で初めて鉄道が開業した時に走っていた蒸気機関車。
1号機関車と呼ばれ、国指定重要文化財に指定されています。
後の蒸気機関車と比べて、ずいぶん細身ですね。

明治初期に北海道を走っていた、「開拓使号」と呼ばれるアメリカンスタイルの豪華客車。
木造の客車を見るのは、これが初めてではないでしょうか^^

これも初めて見る客車で、国指定重要文化財の「御料車」という豪華客車。
明治天皇が乗車するために造られたのだとか。
ガラス越しでしか見ることができませんが、内装も雅な雰囲気でした。

流線形が美しい「EF55形電気機関車」は、1936年製の特急列車。
一旦廃車になったものを復活させ、2009年まで走っていたというから驚きです。

0系新幹線だけの展示室。
車両は東海道新幹線開業時に投入されたもので、鼻先にアクリル製のカバーが付いています。
これにヘッドライトの光が反射して、夜は薄っすらと光っていたのだとか。

車両展示を見た後は、南館にある歴史ゾーンを見学。
日本の鉄道技術をたどる展示で、6つあるゾーンの入口はその時代の鉄道の改札になっていました。
開業当初は、客車は「上等・中等・下等」に区分されていました。
後に「下等は客の気分を害する」とかで「一等・二等・三等」に改められたのだとか。

三等列車の改札口。
開国して、近代化を進めるために外国から資金や技術などの協力を得て、鉄道を開業させた日本。
蒸気機関車の国産化を果たすまでに発展し、1927年には地下鉄まで作っちゃった。
鉄道の歴史だけ見れば、とってもワクワクする内容なのですが、その隣には常に戦争の存在が。
戦後、国鉄が航空技術者を受け入れて、日本の鉄道はさらに進化していくんですよね。
戦争がなかったら、戦争があったから・・・そんなことを考えてしまいます。

国鉄は1987年に分割民営化され、その時から「JR」と呼ぶようになりました。
黄色いポスターには、膨らみ続ける赤字を止めるための改革なのだと書いてありました。
「サラ金地獄。もう限界です。」と(涙)

最後に鉄道の闇を見てしまったなぁ。
何だかしんみりとした気持ちになって、自動改札を出ました。

13時、帰りの新幹線の時間が気になるので見学終了。
もう少し時間に余裕があれば良かったのですが、仕方なし。

図らずも、これで三大鉄道博物館を制覇!
さすが首都圏の鉄道博物館といった規模で、とても素晴らしい展示施設でした。
ここを見るためだけに大宮に立ち寄りましたが、来て良かったです。

13時半、新幹線で大宮から東京へ。
わずか30分で到着、早いなー。

東京駅で一旦改札を出て、帰りの新幹線で食べるスイーツを調達。
15時頃の新幹線で広島へ戻りました。
富士山は見えず、残念。

今回の旅行で、3泊4日で東京経由だと、かなり遠くへ行けることが分かりました。
次に行きたいのは日光東照宮、そして千葉のそごう?(笑)
新たな目標に向かって、来週から仕事をがんばろう。

 

(おまけ)

ニューシャトルのホームの自販機で、こんなものが売っていました。
雑炊仕立てってことは、米粒が入ってる?

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