ミルクちゃんが脱走っ！！

この日の朝、脱走とは縁の無いと思われていたミルクちゃんがお外へ・・・

豹ちゃん（うろ、うろ・・・）「お姉たんがいないでちぃ～っ！！」

豹ちゃん「あたちが箪笥の上で遊んでる間に、出て行っちゃったんでち。」

　　　　　 「お姉たん、あたちが嫌いで置いて逃げたんでちょうか？」

ROCK「豹ちゃんってば、いっつもお姉ちゃんに迷惑掛けてるもんね・・・。」

結局、戻って来たのは夜になってからでした・・・。

ミルクちゃん「ふんっ。戻って来てやったでちよっ！」

豹ちゃん「お、お姉たん・・・」

豹ちゃん「何所ほっつき歩いてたでちかーっ！！」

ミルクちゃん「ちょっとそこまででちよ・・・。」

豹ちゃん「う～っ。いつもは脱走するなって、鬼の形相で怒るくせにっ！」

ミルクちゃん（パク、パク）「あ～、お腹空いたでちぃ～っ。」

　　　　　　　　　　　　　　　 「豹ちゃん、鬼の形相で怒るのは姐たんでちよ。」　

豹ちゃん「脱走したくせに生意気でちっ！ご飯横取りするでちーっ！！」

ミルクちゃん「ちょっと、冗談でちょ？」

豹ちゃん（ハグ、ハグ、ゴックン！）「心配ちてたら、お腹空いたんでちっ！」

ミルクちゃん「あーっ！食べ過ぎでちーっ！！」

　　　　　　　 「あたちは、お昼＆夕ご飯食べてないんでちよっ！！」　

豹ちゃん「あたちからのお仕置きでちっ！！」

ROCK「豹ちゃん、ご飯もあまり食べずに待ってたんだよ。」

　　　　 「お転婆娘が大人しく寝ん子って、相当心配してたって事なんだからね。」

ミルクちゃん「たまには妹の面倒から離れて、のんびりしたかったんでち・・・。」

ミルクちゃん「でも、お外には知らない猫さんがたくさんいて驚いたでちっ。」

ROCK「猫軍団№2のモッシャーが縄張りに戻って来てる時で良かったよ。」　

　　　　 「お外に味方が誰もいなかったら、戻って来れなかったかもしれないからね。」　　

ミルクちゃん「分ってるでち。もう、脱走なんてしないでち・・・。」　　　　

豹ちゃん「ふう～っ。とにかく、安心したでちよ・・・。」

ROCK「安心したのはいいけど、どこで一息入れてるの～っ！」

豹ちゃん「お風呂でち♪」

ミルクちゃん「そこ、お風呂じゃないでちよ。」

　　　　　　　 「まったく、帰る早々豹ちゃんのお馬鹿シーン見る羽目になるなんて・・・。」　

豹ちゃん「煩いでちーっ！今夜はあたちがお説教でちっ！！」

ミルクちゃん「はい、はい。聞けばいいんでちょ、聞けば。」

ミルクちゃん「すぅ～、すぅ～・・・。」

豹ちゃん「お姉たん、寝ちゃったでち・・・。」

ROCK「慣れない脱走なんてしたから、疲れちゃったんだよ。」

　　　　 「そのまま寝かせてあげてね・・・。」

グレ美「ミルクちゃんたら脱走したの？」

　　　　「ふふふ。さすがは、グレ美グループ№2ねっ！！」

　　　　「今度はあたしが引率して、三匹で脱走しましょうねっ☆」

ROCK「グレちゃんっ！リーダーなら、正しい教育して下さいっ！！」