北桧山のJA8KFJ桜井さんのお宝は、SSTVの基盤です。 |
九州のSSTVのグループから入手したSC801という基盤を利用して、すべてTTLチップで構成されているというもので力作のスキャン・コンバーダー。 部品はすべて、1個1個 通販で調達し、全部揃えるのに、相当に苦労したそうです。まずロータリースイッチの回路が3段5接点となっており、なかなかあうものがなく、雑誌「トランジスタ技術」隅から隅までの広告を探しようやく探しましたそうです。 |
ケースも基盤にあう、ちょうどいいケースがなく、ステレオ用のものを鈴蘭堂から通販で取り寄せたこと、水晶はあうものが入手できず特注品、また電源部は+−12V +-5Vの電源トランスが調達できず、ようやの思いで、インベータゲームの電源部を入手し流用したそうです。 目標は、メーカー製品と遜色のないようにデザインには、少々凝ったということで、実際にケースに各パーツを収めてアンプのような仕上がりのようになり、満足しているとのことです。 |
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ハンダづけは、かなり細やかな作業が要求され、細いハンダを買って慎重に作業したものの、動作せず、部品数、ICが、100個、コンデンサ100個、抵抗100個という代物。トラブル対策には相当の労力が予想されるため、ガックリしたそうです。 しかし、ここで諦めてはと奮起し、シンクロスコープで1カ所1所を波形のチェックをしながら、ようやく原因が判明、目に見えない程の半田の“糸”がショート、状態となっていました。まさに、根気との勝負でしてこの“糸”を取り除き、ようやくの思いで完成。 苦労の連続で、はじめて画像を見た時は、ラジオを初めて作った時以来の感動で、思わず寝ている家族を起こしたそうです。 レディメイドでは、味わえない当時の最新デジタル技術を集合したこの装置は、ハムライフで忘れることのできない機器となったそうです。 最近は電波はあまりでないものの、常にチャレンジ精神アマチュアスプリッツを忘れることなく末永くハムライフを楽しむというOM、今後の活躍に期待です。 |