見出し画像

At First

ドコモnetの接続情報が4日遅れで到着し、ドコモ光が「開通」したけれど…

■送れていた「接続ID」と「パスワード」が電話と郵便で届く

 2015/3/6夜、外出先でドコモ光サービスセンターから着信が入った。
 遅れていたドコモnetの接続IDとパスワードの準備ができたという連絡だった。すでに送付物の手配を行っているが、この電話で「仮の」接続IDとパスワードを伝えることもできると言われてメモを取った。仮IDは2015/3/31まで有効だという。

 聞き取ったメモを手に帰宅してみたところ、NTTドコモから「重要:インターネット接続サービス会員登録証在中」と書かれた郵便物が届いていた。
 …しかも2通。

 先日届いたドコモ光の開通案内とは見た目が異なる。これは待ちに待ったドコモnetの接続情報が記載されているに違いない。
2通届いたドコモnetのインターネット接続サービス会員登録証


 さっそく開封してみる。
 2通の案内は発送日が2015/3/3と翌2015/3/4で異なっていた。ほんの数十分前にドコモ光サービスセンターは「送付物の手配中」とステータスを伝えてくれたのだが実際には「発送済」だったということだ。契約者の窓口となるドコモ光サービスセンターに正確な情報が伝えられていない状況が垣間見える。
 内容物は「インターネット接続サービス会員登録証」と銘打たれたA4片面印刷が1枚と、接続設定が記された「ドコモnetの利用について」というA3サイズ両面印刷2つ折りが1枚の計2枚だ。(正確に書けば、これが2セットだ)
発送日が異なる ドコモnetのご利用について


 案内に記載されているドコモnetの認証IDと認証パスワードをNTT西日本から引き続きレンタルしている「ひかり電話対応ホームゲートウェイ:PR-S300HI」に設定すると、正常にインターネットに接続することができた。
発行されたドコモnetの認証IDとパスワードを設定した


 さて、接続が完了したところで試してみたくなるのが通信速度の測定だ。ドコモスピードテストアプリで確認してみたところ、従来までのOCN接続より測定ごとのバラツキが大きいのが気になったが、ほぼ遜色ない通信速度が得られるようで安心した。
 リモートホストを確認してみると末尾にocn.ne.jpと表示される。なるほどドコモnetはOCNのネットワークを利用しているのか。…ということは認証IDやパスワードもOCNからドコモに払い出されているのかも知れない。これまで使っていたのもOCNだったんだけどな。
ドコモスピードアプリでの測定画面


■お客様番号と認証IDの重複発行に現場の混乱を垣間見る

 ところで、2通届いた「インターネット接続サービス会員登録証」を見比べていると相当にまずいことに気づいた。
 宛名はもちろん、ご契約内容欄の「お客様名義」も「ご契約者住所」も同一で正しいのだが、「お客様番号」は別々のものが記されていた。接続情報欄に記された認証IDと認証パスワードも異なっている。つまりお客様IDも認証IDも二重に発行されているということだ。それぞれの認証IDと認証パスワードを設定してみたところ、どちらも正常に接続できる有効な接続情報だった。
お客様番号や接続IDは二重に発行されている


 本ブログのドコモ光関連エントリーを2015/3/5付で 「ドコモ光」に申し込み後、つながらない日々をつづった体験談! としてご紹介いただいた iPhone Mania さんでは、新サービス開始直後のドコモ内部がかなり混乱している様子がうかがえます。と分析されているが、たしかにこの状況は「混乱」という表現が適当だろう。

 気になる点は残るものの、これでドコモnetが名実共に開通したことになる。当初の開通予定日からは4日遅れたが、その間は契約が残っていたフレッツ光用のOCNのアカウントでドコモ光が利用できたのでインターネット接続が出来なくなるなどの事態にはならなかったのはラッキーだった。なお、ドコモ光サービスセンターの説明では本日2015/3/6を開通日として日割での課金を開始するとのことだ。
 ニュースサイト等に掲載されたドコモ担当者のインタビュー記事によれば、今後ひかり電話やメールサービスの提供も予定されているとのこと。ドコモ光には早く開通にかかる事務手続き進行を安定させた上で、サービスが拡充されていくことを期待したい。


【参考】

最近の「スマートフォン向けサービス」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事