山梨の甲府に 仕事で出かけることになりました。
八王子から車で高速を使い1時間30分ほどでしょうか?お客様と日時をおをお約束してから、捻挫をしてしまい車で行く私を気使い夫が同行してくれる事になりました。
帰り際にお客様が「山梨県立美術館がここから10分ほどで行けますよ」 と声をかけてくださいました。
ミレーの作品が何点かあり、是非尋ねてみたいという、夫の希望で出かけました。
山梨県立美術館は、昭和53年に自然環境の素晴らしい地に開館され、
ミレーの作品他、バルビゾン派の作品、など素晴らしい作品が多く常設展示されております。
幼い頃から、いろいろな機会に慣れ親しんだ 落ち穂拾い 種を蒔く人
鳥に餌をやる女 夕暮れに羊を連れ帰る羊飼い などの作品を身近に
見る事が出来、しばらくは夢の世界にいるようでした。
夕暮れの中、落穂を拾う姿に、解説では「豊かない人々と、貧しい人々が助け合って生きる姿を象徴した作品です」と記され、また背景には 山と積まれた作物を持つ豊かな人々と落穂を拾う貧しい人々の間には、貧富の差という現実の隔たりがあることも表現しているそうです。
ミレーの作品には、田園生活を描いたものが多くあります。
壮大な農地、夕日、羊、など、純粋な農民と共に、大地への恵への祈りを、
自然を愛したミレー に出会えた幸福ひと時でした。
外山