よんたまな日々

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パナ子とデフ夫と先行者の三角関係

2008年06月15日 | ネット生活

先行者、デフ夫、パナ子からなるうちのAVフォーメーションについては以前の記事に書いてます。問題点もいろいろ書きましたが、とりあえず、当面解決したい三つの問題があります。なお、ちょっと扇情的なタイトルをつけてみましたが、タイトルに深い意味はありません。

・問題点1
デフ夫が、その名前の由来ともなったデフラグ要求をちょくちょく上げるようになったし、DVDを焼いている時に時々異音がするし、そろそろデフ夫を休ませてあげないといけないかも。

・問題点2
パナ子のHDDが早くもいっぱいになってきてて、パナ子は強気なので、勝手に録画番組を消してしまうのだが、ちょっと救い出してあげたい番組がでてきた。

・問題点3
デフ夫は以前からスポーツ番組の延長などで、放送時間がずれた時に追従できなかった。一方、パナ子は当然のように追従するが、DVDに焼きたい番組でパナ子では録画できて、デフ夫で録画できないのはちょっと悔しい。

問題点2に対応するためには、前の記事にも書きましたが、現状二つの手段しかなく、
i-Link 対応の外付け機器を買うか、ダビング10が無事開始され、パナ子の中身がアナログIF経由で他の機器に出力できるようになるか。

i-Link 対応機器としては、パナがHPで認めているのは、パナソニック製のHDD録画機か、Rec-POT かというところなので、安全を期すのであれば、そのどちらかで行きたいところ。

ということで、
解決案1 パナのHDD録画機を買い足す。
が最初に思いつきます。つーか、普通はまずこれで行こうと考えると思います。

ところが、ここで、パナソニックのHDD録画機が、デフ夫並みの高性能であれば問題ないのですが、ちょっとネットで調べてみたところ、
・フォルダー機能がない
・プレイリスト機能がない
・CMカットが、フレーム単位でできない
という問題がある様子。フォルダー機能については、まとめ番組という代替手段が使えそうな雰囲気ですが、普通にフォルダーにすればいいのに、どういう使い勝手なのか、まだ未確認。プレイリストは、パナの過去の製品できちんと搭載したのがあったのに、ブルーレイ対応機では削られているみたいで、かなりがっかりです。
CMカットについては、掲示板でかなり悪口がかかれていました。CMコレクションしなければ、少々切れ目が粗くても何とかなるのですが、30秒CMで1秒とか2秒とかずれが出てしまうと結構あらが目立ちますからねぇ。

しかも東芝が完全撤退してれば、デフ夫並みの高性能なんて求めないのですが、この6月中旬についに、RD-X7 が発売される予定らしいので、ここで価格が高くて機能的に見劣りするパナ機に乗り換えるかというのは、なかなか難しいところです。
まあ、東芝はもちろんブルーレイ対応でないので、そのポイントを無視して、単純に価格と性能を比較するのは不公平ですが。

というわけで、パナのHDD録画機を新規に買い足して、一挙に問題点1と3も解決とは行かないのが苦しいところ。

じゃあ、パナのHDD録画機を買わずに別の手段を採るとして何が考えられるかというと、今のところ、思いつくのは次の二つです。

解決案2 東芝のRD-X7を買う
これは、問題点1のもっともいい解決方法ですが、問題点2に対しては無力です。
ただ、まったく無力なわけでもなく、一つは「ダビング10が無事開始されて、アナログでパナ子から引っ張り出せるようになる。」、もう一つは、ほとんど期待できないのですが、「パナ子のi-Link インタフェースとRD-X7 のi-Link インタフェースが接続できる。」
問題点3についても、解決案2はちょっと弱い。
デフ夫にはスカパー連動というのが付いているのですが、残念ながら先行者はスカパーチューナーでなく、ケーブルテレビチューナーなので、デフ夫は連動できません。
先行者に限らず、一般のケーブルテレビチューナーは、Ir システムという録画機をコントロールする仕組みを持っています。このIr の仕組みは非常に単純で、チューナーの録画開始の時間になった時に、自分が起動して放送を流すだけでなく、録画機の電源投入信号と、録画開始信号を、リモコンの赤外線信号と同じやり方で、録画機側に渡してあげているだけです。
これが、デフ夫に対しても効けばいいのですが、先行者は原則パイオニア以外のHDDレコーダーはサポートしてない様子。まあ、ビデオデッキであれば、起動と録画信号受け入れの時間差が短いので、コントロール簡単ですが、HDD録画機の場合、起動から録画信号受け入れまでのタイミングを測らないといけないので、ちょっと難しいかも。
東芝のHPでは、ケーブルテレビ連動機能の紹介があり、どうやっているのだろうと思ったら、まさしくコロンブスの卵で、逆にRD側からIrでケーブルテレビチューナーをコントロールしようという発想でした。そのために、RDでケーブルテレビのEPGを受信する必要があるのですが、これを設定でうまく逃げたみたい。いずれにしろ、私の入っているケーブルテレビ会社がサポートされていないし、色々と無理やっている様子が好きになれないですが。

Ir の仕組み自体はいいと思うのですが、そもそもリモコンの赤外線信号がメーカー独自なので、各メーカーの信号をプリセットしないといけないというところと、普段使っているリモコンとIr がリソースを取り合う点、それにIrの赤外線信号を送付する部品を前面にテープで取り付ける点が、ださいって思います。

元々、デフ夫には、PCからのWeb アクセスで録画予約する機能があるので、先行者やパナ子にも同じような機能を付ければ、一つの操作でこれらの機種全部に連動して同じ録画信号を送る機能は簡単に作れるのにと、残念に思います。パナ子と先行者のイーサネットIFは、あくまで放送サービスの双方向通信しか意識してなさそうなのが残念。
SNMPの初期に、管理装置からトースターをコントロールして自動パン焼きのデモをしたという話は伝説として語られていますが、こういうのを家庭内SNMP管理装置でやっちゃえばいいのにね。
つーか、STBには秘かにSNMPエージェントの機能が実装されているのは知っているんだけど、ユーザーの利便性のための実装になっていないのは、通信系エンジニアとしてかなりいらつくところです。
デフ夫にSNMP機能があるのかどうかは知らないけど。

とすごく長々と書きましたが、まあ、対策案2では問題点3が残ってしまうということですね。
いや、パナ子できちんと捕まえてもらって、パナ子からデフ夫の弟にうまく持ってきてもらえれば、問題点3も何とかなるのですが、それにはダビング10対応か、i-Link 接続かどちらかで、問題点2をクリアする必要があるということで。

最後に残った解決案3 Rec-POT を買う。
Rec-POT もパナ子と接続可能なHDD録画機ですが、他と大きく違うのは、あくまで拡張ディスクとしての機能しか持っていない点。外部インタフェースもi-Link のみと潔いです。ただ、パナ子、デフ夫、先行者という三つの機器でi-Link インタフェースを持っているのが、パナ子のみなので、現状では、パナ子の一時避難用にしか使えません。
つまり、上記問題点について言えば、何の解決にもなっていないことになります。
ただ、解決案1と2を決めかねている現状で、既にパナ子があふれそうになっているのであれば、一時避難として、こういうのを利用するという手もあるという程度で。
もし、RD-X7 のi-Link インタフェースと接続できれば、パナ子からの避難録画番組が、そのままRD-X7で再利用可能となるかもしれません。

ちなみに、Rec-POT にイーサネットインタフェースがついていて、DLNAでもアクセスできれば、そこからまた別の世界が展開したのですが、それはあくまで夢想ということで。

おまけ解決案 DLNAでVaio 君とパナ子がつながる….いや、ありえないね。
Vaio 君はまだアナログ時代に買ったものなので、Vaio 君も買い換えないといけないし、パナ子もDLNA 対応じゃないんで。
でも、東京在住時にはビデオサーバーとして大活躍したVaio 君もいまやすっかり休眠設備になってしまっていて、できれば更新してPCで完璧な編集環境が組めれば理想的なんですが。

というわけで、ここまで書いてきた解決案をまとめると、以下のようになります。

(1) 対策案1 DIGAのブルーレイHDD録画機を買う。
(1-1) いいところ
・ ブルーレイに焼ける
・ パナ子の中身が移動できる
・ デフ夫のバックアップになる
・ ダビング10が始まらなくても大丈夫
(1-2) 悪いところ
・ 編集機能が貧弱
・ 高い
(1-3) 最悪のシナリオ
 買った機械が使い物にならなくて、しかもダビング10が無事開始され、東芝を買っておけばよかったと後悔する。
(1-4) 理想的なシナリオ
 機能不足が致命的でなく、i-Link が予想外にうまく使える。ハイビジョン番組をブルーレイにどんどん焼いて、理想的なライブラリが構築できる。

(2) 対策案2 東芝のRD-X7 を買う
(2-1) いいところ
・ 編集機能が豊富
・ デフ夫の後継として最適
・ ダビング10開始後もレート変換ダビングやプレイリスト編集で十分活躍が期待される。
(2-2) 悪いところ
・ ブルーレイを持っていない
・ まだ発売日前で評価が固まっていない
・ ダビング10が開始されなければ、パナ子の中身を持っていけない
(2-3) 最悪のシナリオ
 新しい機械で不具合が頻発。しかもダビング10が開始されず、使い道が限定される。
 できること、できないことが明確な松下にしておけばと後悔。
(2-4) 理想的なシナリオ
 無事ダビング10が始まり、パナ子からは普通に番組が持ってこれる。デフ夫の後継として十分な機能を発揮し、従来通りのDVDコレクションが継続可能。

(3) Rec-POT を買う
(3-1) いいところ
・ 安価
・ パナ子と接続が保証されている
・ 他の機器とも接続可能性がある。
(3-2) 悪いところ
・ ディスクに書き出せず、i-Link インタフェースのみ
・ 編集機能はパナ子に依存
・ 将来別の機械に乗り換えたとしても、余計な機器が一台追加される(場所ふさぎ)
(3-3) 最悪のシナリオ
・ Rec-POT を買っても、デフ夫が予想外に早く使えなくなってしまい、何か買い足す必要にせまられる。
・ 東芝機を買っても、i-Link 相性の問題でつながらなかった。
・ 松下機を買って、いきなり不要となってしまう。
(3-4) 理想的なシナリオ
東芝機の評価が固まるか、ダビング10が実施されるかのタイミングまで延命できた。
しかも東芝機との相性がよく、東芝機を買った後も、パナ子との受け渡しのために活躍する。

(4) 何もしない
(4-1) いいところ
・コスト不要、手間不要
・ 流動的な諸条件が固まってから動ける
(4-2) 最悪のシナリオ
・ 何かを決定する前に、パナ子が溢れるかデフ夫が壊れる。必要に迫られ、何かの対策を急ぎ選ぶはめになる。

こう書き出してみると、とっととパナか東芝かを決定してどちらかを買うのがいいような気がする。
そして、ある種の判官贔屓として、東芝買っちゃえ!なような気がする。

こんな文章を最後まで読んでいただいた方、お疲れ様でした。ありがとうございます。



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