風邪を引きました。
昨夜は日曜日のTODOがはけていないのに、力尽きて夕方から爆睡。
目が覚めたら、身体が熱っぽいので体温測ったら、37.1℃。久しぶりに発熱しておりました。
ただの風邪なので大丈夫。朝から医者に行き、午後からのんびり過ごしております。
そののんびり時間に読んだ本。
「たくさんのふしぎ 世界の納豆をめぐる冒険」。
うちの奥さんが、「Amazonで売り切れていたが、図書館にあったので」と貸してくれました。
納得の内容。納豆ヲタクが世界中の納豆料理を探して、食べ歩く話です。
納豆は簡単に作れて、うまく、調味料にも出汁にもスープの具にもなる。
しかし、肉や魚に比べると臭くて安価で手軽なので、観光客をもてなす料理にはなれず、結果として世界中で食べられていることをみんな知らなかった。
世界を回っている主人公が、他の国の納豆料理を紹介すると、でも、みんな、自分たちの納豆料理が一番美味いと胸を張る。
そんなドメスティックでハートウォーミングなお話でした。
私は納豆のアンモニア臭がダメで食べられないのです。そして家内はネバネバがダメで食べられず、結果、愛娘はまだ納豆に触れたことがないのですが、私が「ニンニク臭いから」と奈良の実家であまり食べさせてもらえなかった餃子を大好きになったように、自分で新たな領域を切り拓いて行って下さい。
愛娘には少し難しいかもしれないけど、読ませたいと思う絵本でした。
じゃあ一曲目。最近すっかりレギュラー定着の松永伊織さんのカバーで「世界に一つだけの花」。
次の本はこちら。
「映画を早送りで観る人たち ファスト映画・ネタバレーコンテンツ消費の現在形」
稲田豊史 著
この本が発売されるや否や、NHKニュースでも岡田斗司夫のYouTubeでも取り上げていて、そんな面白いネタになるのかなと思って見てたんだけど、面白いですね。
インターネットの普及とサブスクの普及で、僕らの若い頃と違い、溢れんばかりのコンテンツの海の中で、話題作を漏らさずに追わないといけないプレッシャーに晒されているという。
ヲタクや個性というものに対して、60年代生まれの僕たちと、ゼロ年代以降の彼等の見ている景色の違いには、驚くばかりでした。
世代論批判みたいなものが世の中にはあるのですが、これは見事な世代論になっていて、テクノロジーがコンテンツの質を変える見事な例となっていました。
最後に、映画が初めて出た時、テレビが初めて出た時、レコードが初めて出た時、どういう世代が批判し、どういう世代がどう受け入れたのか、簡単な紹介があり、我々がその曲がり角に立っていることを意識させる素晴らしい文章でした。
Z世代はサッカーの90分観るのも辛いんじゃないかと思って読んでいたら、まさしくそういう指摘もあり、その通りだったかと悲しく思いました。
ただZ世代が全てそうではなく、逆に我々の世代も早送り視聴派はいるようなので、世代論ではなく、コンテンツに向き合うスタンスの問題と受け取っておきます。
北口和沙さんで「飛んでイスタンブール」。
クロアチア戦、観る体力あるかな〜。
おやすみなさい。
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