よんたまな日々

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ラヂオの時間

2006年02月12日 | 日々徒然
最近、表題の番組がテレビでやっていたみたいで、数日前に細川俊之の渋い声や、劇団特有の朗々たる声で読み上げられている台詞がうちの中に響いていました。
夜遅い時間の放送だったので、僕は既に布団の中で夢うつつで聞いていて、あまりよく覚えていません。うちの奥さんが楽しそうに居間で見ていました。

その夢うつつの中で思い出したのですが、僕は独身の頃、一人で静かな部屋にいるととても寂しいので、よく部屋でラジオをつけていました。テレビだと、音がいろいろと変わってうるさいのですが、ラジオはいつも一定のリズムで音が出ていて、BGMとして聞き流すには丁度よいのです。

ところが、どうやってもラジオが邪魔になる時期というのがあって、それが、12月と2月の前半です。そうそう、クリスマスとバレンタインの前ですね。
読み上げられる投書が、ひたすらラブラブメッセージになってしまい、逆に独りが身に染みる状態になってしまいます。幸せなら、わざわざ投書しなくていいじゃんと思うのですが、一人暮らしの人が同病相哀れむ投書コーナーなんてものは、未だに聞いたことがない。

こういう時は、しょうがないので、お気に入りCDなどをかけていましたが、何かに熱中しているとCDの演奏が終わっていて、一人静かな部屋にいることにふと気が付くという、その虚しさが何ともやりきれなかったです。
逆にその虚しさを埋めるために、生活を充実させるべくいろいろと頑張ったし、今でもその頃の凛とした生活を懐かしく思い出します。

最近は僕と同じくらいの年頃でも独身の男性が増えてきていて、たまに「結婚して本当によかったですか?」と聞かれるのですが、週末にうちでゆっくりとゲームしたりなんかして、ゆっくりと過ごしている時に、一緒にいてくれる人がいるのは、本当にうれしいことです。他にもメリットはいっぱいあるのですが、うちで別々のことをしていても、心の底から信頼できる人と一緒にいている安心感、充足感というのは素晴らしいですよ。

というわけで、最近めっきりラジオを聴かなくなったなぁと実感した出来事でした。


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