前の記事で、メジャーどころの連作RPGを紹介したので、今回は印象に残った単発ものを‥といくつか並べてそれぞれ調べたら、単発だと思っていたものが、意外にシリーズものだったりします。
私がシリーズ物だと思わず、その程度の思い入れで遊んだゲームを紹介します。
つまり、失礼ながら、何か意表を突く作品でありながら、ゲームとしては私の趣味に合わなかった作品を。
なお、単発で最も面白かったのは、この記事にあるbushin0 。こちらも再度紹介しておきましょう。
以下の五作品です。
「幻想水滸伝」
「ワイルドアームズ」
「ロードス島戦記」
「ソードワールドRPG」
「bushin0」
じゃあまず幻想水滸伝。
中国四大奇書のうち、「西遊記」は、堺正章のドラマを始め、メジャーコンテンツの一つと言っていいでしょう。また、三国志は、こちらの記事で紹介した通り。
残りの水滸伝ですが、これは大学の図書館で読んでガッカリした記憶があります。南総里見八犬伝も八人集まるところまで、すごく楽しいのに、集まったら、後は予定調和的に敵ボスを倒すだけ。水滸伝も108人の英雄を集めるのですが、集まって何をしたか!?
宴会して解散ですよ!プンプン!
まあ、私の理解が及んでないだけで、実は、形而上の何か重要な意味があったのかもしれませんが、国家転覆的な展開にはなりませんでした。
そして、「水滸伝」を名乗るゲーム。このゲームもどうやらパーティメンバーを108人集めるようです。あ、ここで言うパーティメンバーは宴会要員ではなく、冒険隊要員です。勘違いなさらぬよう。
グラフィックの美しさ、シナリオの作り込み、アイテムや武器の充実、半端ないのですが、私は最初のきっと三人くらいで挫折しました。
暇な時に延々と遊び込むにはきっといいゲームなのでしょう。
一つだけ、強力に印象に残ったのが、「アヒル殺人事件」。村人が全てアヒルの村で犯人を突き止めねばなりません。うるさく人懐こくお喋りなアヒル達に聞き込みをして、真犯人を突き止めるのは楽しかったです。
というわけで一曲目は幻想水滸伝から「あひるぼっこ」
テレビCMを。
オープニング動画を。
いい雰囲気なので、チャイナエスニックな曲を二曲どうぞ。
よみぃのピアノとMs.OOJAで泰葉の「フライディチャイナタウン」
もう一曲。明日香の「中国街幻視」
既出でごめんなさい。
次行ってみよー!
「ワイルドアームズ」
荒野と口笛のRPG。この副題だけで萌えます。
印象的なオープニング曲をどうぞ。
ワイルドアームズ 「荒野の果てへ」
同じ曲ですがライブ演奏している人がいたので。
そしてオープニング。
ここまで雰囲気がよくて、盛り上がったらきっとゲームも熱中すると思うんだろうけど、すいません。雰囲気だけでは、飽きてしまう天邪鬼な私。ゲーム買って、盛り上がってスタートしましたが、コンプリートできませんでした。
つーか、ごめんなさい、ゲーム内のエピソードを一つも覚えていない。覚えているのは、この格好いい曲だけ。
中井紀夫の「能無しワニ」シリーズという、SF西部劇小説がありまして、これも雰囲気よく、ガンの代わりに超能力でドンパチやる世界で、なぜか超能力を持ってない主人公が活躍する話。
大好きで全巻読んだんだけど、これも雰囲気だけなんだよね。
今日の曲紹介は既出ばかりで。
久保田早紀「ギター弾きを見ませんか」
この曲が好きなのも「孤独のガンマン」って感じがするから。
この文章、ここまで読んで、なんで虚淵玄を引用せんと怒ったあなた!わかってますね!
この後、もうすぐ登場です。
gun slinger girl で「たった一つの想い」
さて、幻想水滸伝を紹介したことで、思い出したのが、テーブルトークRPG のリプレイ小説。
テーブルトークRPGとは、複数人が集まり、その中の一人がゲームマスターとなり、他のメンバーがそれぞれプレイヤー
となる。プレイヤーとなった人は、自分のキャラを設定し、そのキャラになりきって行動する(ロールプレイ)ゲームマスターは、ゲームのシナリオを決め、マップを決め、プレイヤーにゲームの目的を説明し、障害物を配置し、プレイヤー達が協力し合ってゴールを目指すのを支援する。
というもの。
私はドラクエでRPGを始めたので、テーブルトークは未経験なのです。やってみたいかと聞かれると、RPGは自分の進め方で勝手気儘にやりたいし、私はチームプレイが苦手なので、どちらかというとやってみたくない派です。
ただ、多くの人がそれぞれ自分の事情でゲームに参加し、時には意見が対立し、時には思わぬアイデアを出し合い、ゲームを進めていくのを見るのはきっと好き。
そして、その欲望を簡単に満たしてくれるのが、実際のテーブルトークRPGの展開を、書き起こしたリプレイ集なのです。
というわけで、私の読んだリプレイ集を並べてみると
1. ロードス島戦記
テーブルトークRPGとは、複数人が集まり、その中の一人がゲームマスターとなり、他のメンバーがそれぞれプレイヤー
となる。プレイヤーとなった人は、自分のキャラを設定し、そのキャラになりきって行動する(ロールプレイ)ゲームマスターは、ゲームのシナリオを決め、マップを決め、プレイヤーにゲームの目的を説明し、障害物を配置し、プレイヤー達が協力し合ってゴールを目指すのを支援する。
というもの。
私はドラクエでRPGを始めたので、テーブルトークは未経験なのです。やってみたいかと聞かれると、RPGは自分の進め方で勝手気儘にやりたいし、私はチームプレイが苦手なので、どちらかというとやってみたくない派です。
ただ、多くの人がそれぞれ自分の事情でゲームに参加し、時には意見が対立し、時には思わぬアイデアを出し合い、ゲームを進めていくのを見るのはきっと好き。
そして、その欲望を簡単に満たしてくれるのが、実際のテーブルトークRPGの展開を、書き起こしたリプレイ集なのです。
というわけで、私の読んだリプレイ集を並べてみると
1. ロードス島戦記
ロードス島戦記 - Wikipedia
非常に生真面目にプレイしている印象で、あまり印象に残っていない。
非常に生真面目にプレイしている印象で、あまり印象に残っていない。
2. ソードワールドRPG
3. ガープスルナル
ガープス・ルナル - Wikipedia
システムが非常に印象的で、亜人たちが大活躍するような設定なので、実は幻想水滸伝と同じようなノリでリプレイできるはずなのですが、ごめんなさい、こちらもリプレイのほうは印象に残っていません。
システムが非常に印象的で、亜人たちが大活躍するような設定なので、実は幻想水滸伝と同じようなノリでリプレイできるはずなのですが、ごめんなさい、こちらもリプレイのほうは印象に残っていません。
4. レッドドラゴン
レッドドラゴン (TRPG) - Wikipedia
こちらは、プレイヤーに虚淵玄さんが加わることで、まるでよく練られた伝奇小説のような展開になりました。
あまりにも意表を突く展開が次々と続くので、最後までノンストップで読み切りました。
超お勧めです。みなさん、ぜひご一読を。
こちらは、プレイヤーに虚淵玄さんが加わることで、まるでよく練られた伝奇小説のような展開になりました。
あまりにも意表を突く展開が次々と続くので、最後までノンストップで読み切りました。
超お勧めです。みなさん、ぜひご一読を。
トリックプレーヤー 虚淵玄の面目躍如です。
ここで一曲アニメ「亜人ちゃんは語りたい」のオープニングで
Trysail 「オリジナル。」
ここで一曲アニメ「亜人ちゃんは語りたい」のオープニングで
Trysail 「オリジナル。」
さて、このリプレイ小説を読んで、メディアミックス展開しているPCゲームをやりたくなるのは当たり前でしょう。
まずは、「ロードス島戦記」
こちらは、どういうパーティーで始めようと、ゲーム序盤でいきなりラスボスの魔女が現れて、パーティーは惨敗。敵基地に囚われた状態からの冒険スタートとなります。
これを全部デモムービーか何かでやってくれれば、納得できるのですが、きちんとパーティーを作って装備を準備して、町から出発して、最初に遭遇するのが、このラスボスという。そして、絶望的な戦いを
強いられるので、すいません、この展開が気に食わなくて、なんと、雑魚キャラと一戦もせずに、このゲーム辞めてしまいました。
当時は攻略サイトもなく、攻略本も売られておらず、
「何だ、この変なゲームは!?」とマジで考えていました。
このゲーム、本当に面白ければ、当時の私に誰か
「まあまあ、面白いから、もう少しやってみれば?」と言ってあげてください。
「ガープスルナル」と「レッドドラゴン」はゲーム化されていないと思っています。
そして、一番語りたかったのが、この「ソードワールドPC」。
種族、性別、職業、信仰する神様を選びます。
サブスキルも選べます。
そうやって作った五人のメンバーで冒険を開始します。
選び方によって、引き受けられるクエストや、シナリオの展開が変わります。
賢者の有無で、謎解きの正解率が変化し、謎解きに成功するかどうかで、その後の展開が大きく変わります。
レベル上げもこれまでのRPGのように雑魚キャラを倒して経験値稼ぎするのではなく、クエストクリア時のボーナスを割り振る形。レベル5が上限なので、レベル上げて楽しむゲームではなく、クエストを解いて楽しむゲームです。
私は、ドワーフの男性を選び、職業はファイターにして、サブスキルはセージ。知識の神、ラーダを信仰しました。
イメージとしては前線で盾となってみんなを守り、知識でみんなを導く人を目指しました。外見的にも性格的にも、思い切り自己像投影しています。
なおスチャラカ冒険隊のメンバーはこちら。
スチャラカ冒険隊 - Wikipedia
楽しそうでしょ!
楽しそうでしょ!
ここで一曲。
「亜人ちゃんは語りたい」のエンディング。
三月のパンタシア「フェアリーテール」
越路吹雪さんの「サン・トワ・マミー」をYUMEさんのカバーで。
ソードワールドPC、ゲーム性は低いのですが、なりきりプレイが楽しくて、何周も遊びました。
さて、最後に紹介するのが「bushin0」。
ウィザードリィと同じく、パーティを組んで3D地下ダンジョンに潜り、モンスターを倒して、経験値とアイテムを集め、集めたアイテムを武器屋に売ると、新たな武器や防具が販売されるというゲームです。
アレイドという必殺技を繰り出して敵を殲滅できますが、敵も同じくアレイドを使いますので、緊張感に満ちた戦いが続きます。
また、何度も書いている気がしますが、ゾンビが敵の場合、通常攻撃が効かず、僧侶のデスペルか魔法武器の攻撃が必要になります。僧侶は、普通回復専門職ですが、このゲームではゾンビ対応で大活躍しますので、場合によっては回復している暇がないかもしれません。使い方に工夫が要ります。
雰囲気の伝わる適切な長さの動画を探したのですが、YouTubeに上がっているのは一時間前後のプレイ動画ばかりでした。
せめて街の曲で、雰囲気を。
ハリーポッターを彷彿とさせるダークファンタジーです。ピカレスクロマンの香りもします。
クラネ&リゾットの「いーあるふぁんくらぶ」。
最後の曲になりました。スフィアで「super noisy nova」。
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原因としては、ソニーがRPG制作に向いてなかった、とか、水滸伝はときメモを重視しすぎた、とか言うのが個人的なイメージがありますが……
それはそれとして、曲も含めてワイルドアームズのOPはかなり素晴らしい、というのは議論の余地もないでしょうね
ウィザードリィはスーファミの6しかやったことありませんが、その難易度の地獄っぷりが…… 一度クリアしたいんですけどね
お返事遅くなりました。
昔のゲームは、プレイアビリティが悪くて、名作でも、今遊ぶと辛いものが多いですね。当時は他に選択肢ないので、頑張ってクリアしましたけど。
リソースも限られていたゲーム黎明期にここまで音楽性の高い作品となったワイルドアームズはすごいと思います。
ペルソナシリーズは3からしかやったことがないので、PS1の頃からあったことすら知りませんでした。
アトラスのゲームだけで2本くらい記事が書けそうなので、後にとっています。
楽しみにお待ちください。
また、遊びに来て下さいね。