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「奇妙な論理Ⅰ だまされやすさの研究」マーティン・ガードナー著 市場泰男訳

2004年12月29日 | 読書
テレビドラマ「トリック」で、自称超能力者が科学者を騙した過去の有名な事件が紹介される導入部が、とても好きです。
この本は、ちょっとそういうノリを期待して買ったのですが、採り上げられているのが、普通の科学者が相手にしないような人達で、みんなが見事なロジックに騙されたというよりは、まるで宗教的狂信の例が列挙されているような感じで、少し期待外れでした。
しかし、その種の疑似科学の例として、鍼とかカイロプラクティックまで出ているのは、ちょっと驚きました。いや、あれが正当な医学だとは思ってなかったですが、目くじらを立てるほどのものでもと、ちょっと思ってしまいました。

以前、地動説と天動説の話をこちらのブログに書きましたが、地球が球体じゃないとかいう説もいろいろと紹介されていて、昔のSFで「ロストワールド」ネタでそういうのがあったりして、ちょっと懐かしくなりました。

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2 コメント

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初トラ、ありり (関口(仮))
2005-01-25 06:04:56
おお、初トラックバックだ~。ありり~^^



鍼について思い出しました。

ニュースでなんか、中国・韓国・日本で鍼の場所が違っているとこがあって、統一しようとする動きがあるとかないとか……

違うというのもあれですが、統一するってのもなんか、そんなものなのだろうかと、思ってしまいました^^

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いらっしゃい (h_tutiya)
2005-01-28 06:27:08
いらっしゃい、関口さん。

お名前の由来はもしかして京極堂の小説に出てくる精神不安定な作家の名前でしょうか?

鍼の話、僕は、東洋医学はそもそも経験則がベースなので、いくらでもローカルルールありなんだと思っていました。で、ローカルルールが増え過ぎると、全体として収拾がつかなくなるので、時々統一すると。

その辺の大雑把さが、逆に西洋医学では超えられない壁をあっさり超えてみせる原動力かなと、無茶苦茶好意的に考えてました。

でも、そういういい加減さは、やっぱり似非科学としての資格十分になるのでしょうね。

これからもよろしくです。
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