よんたまな日々

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今週の暴太郎戦隊ドンブラザーズと鎌倉殿の13人

2022年04月19日 | 日々徒然

近況報告も色々あるのですが、まずは、今週のテレビから。

暴太郎戦隊ドンブラザーズ。
先週は、実家の母と愛娘が大変だったので、紹介忘れました。まずは先週分から。

劣等感だらけのアバピンク、雉野さん。
美容師の奥さんの表彰パーティーにも気後れから参加できません。
奥さんを会場に送った後に立ち寄った喫茶店で、「もっと立派な男になりたい」と叫んでしまいます。すると、前作品では主人公ゼンカイジャー役で出演していた怪しいマスターが、注文のコーヒーを席にサーブしながら、
「ポイントを使えばなれますよ。」
と唆す。「本当になりたいですか?」
思わずポイントを使うことに合意する雉野さん。

すると会社で次々と業績を上げて、あっという間に部長に出世。
調子に乗って、宅配業者に勤める桃井太郎をスカウトに訪れます。
給与や出世を餌に桃井を引き抜こうとしますが、そんなことに全く興味のない桃井太郎。あっさり断ります。
寧ろ自分の強みを失くしている雉野さんに桃井太郎は、思わず、
「お前、弱くなっているぞ。大丈夫か?」
と声をかけます。
雉野さんは、この辺りで、ポイントを使い切ったのか、奥さんと一流レストラン貸切でお祝いパーティーを開いたところで、奥さんが急病でダウン。
自分が本当に奥さんに相応しい人間であることを証明するために桃井太郎に勝負を挑みますが惨敗。
そこに現れた「頑張り過ぎる」怪人をドンブラザーズで返り討ちにして、戦いは終了。
奥さんをお見舞いに行った雉野さんは、桃井に負け、部長の座も追われたことを報告しますが、奥さんに、「ちょっとダメな貴方のほうが、私は好きよ。」と受け入れてもらえます。
その様子を物陰で見ていた桃井太郎。
「彼女にそんな幸せを与えられるお前の勝ちだ。」と呟いて去って行きます。

と、ここまでが先週分。今週は、一転、アバブルー猿原さんがメイン。なぜかアバイエロー鬼頭はるかのいる高校に臨時講師として現れた猿原さん。無一文でも楽しく暮らすために、想像力を磨く方法を生徒たちに伝授します。
それぞれが自分の得意なことや好きなことで想像力を働かせ、個性ある自分の世界を展開しつつあるところへ、桃井太郎が乱入。「甘過ぎる」と叫んで、実世界での実力勝負を仕掛けます。そして、空手部主将には空手で、将棋部副部長には将棋で相手を完膚なきまでに打ち破ります。
せっかくの授業を無茶苦茶にされた猿原さんは怒り狂って、桃井太郎に勝負を挑もうとしますが、勝てそうなジャンルが見つかりません。
そこへ乱入してくる校長先生が化けた「礼儀作法」怪人。
生徒たちを人質にドンブラザーズに「礼儀作法」を熱血指導します。ここでも桃井太郎の傍若無人さが際立ち、生徒たちの命は風前の灯火となりますが、スピード勝負を仕掛けた桃井太郎の作戦勝ちで、人質が誰も殺されないうちにパワーで押し切って圧倒します。
調子に乗ったアバレッド桃太郎は、返す刀でお供たち全員を切り捨て、鍛え直して出直して来いと追い払います。
今回も鬼頭はるかの悔しそうな悲鳴でフェイドアウト。
今回は徹頭徹尾桃井太郎の暴虐ぶりが酷い回でした。

ちょっと一曲。作曲者尾崎亜美が歌う「時に愛は」。松本伊代が歌ってヒットした曲です。


暴虐と言えば「鎌倉殿の13人」。
御家人どもが、源氏同士の戦いには協力出来ないと反旗を翻しますが、この謀反、身内の争いなので、バレバレです。
ダブルスパイが跋扈し、間抜けな佐藤二郎さんから、とっとと身バレして謀反軍に捕縛された中村獅童梶原景時まで、両方に通じて、有利に動こうとする者が次々と現れる中、頼朝の意を含んで送り込まれた大物上総広常佐藤浩市が、見事に謀反を無効化します。
謀反を治めるために、事前に全員罪は不問との約束をし、手打ちの儀式に謀反人たちが集まったその場で、上総広常は、無辜の罪を着せられて、首謀者として、梶原景時にばっさり切り捨てられます。
上総広常をメンターとし、今回も上総広常と謀反を治めるために尽力した義時は、精神的支柱を失い、青ざめます。
三谷脚本のエグイところは、上総広常が討たれることを知った義時に事前に三浦義村の所に相談に行かせ、義村に
「お前だって、上総広常を切るしかないってわかってて、俺に止められたという言い訳が欲しいだけだろ。」
と言われて、無意識に頼朝派についていることをはっきり伝えていること。

佐藤浩市は大好きなので、愛様に続いての早すぎる退場、残念です。

ネットでは、頼朝の暴虐をなじる声が溢れていましたが、この決断、頼朝にとっては圧倒的に有利。
以下、私の一つ覚えの箇条書きで。

① 誰が主権者か明確になる
これまで御家人達は、平家を坂東から追い払うために、源氏の大将を首領に抱いていた。今回、源氏の内紛に巻き込まれそうになり、自分達で首領のすげ替えをやろうとした。上総広常の首を切ることで、そんな権利はお前らにないんだと知らしめた。

② 組織の規律を引き締める
義時の父ちゃんは勝手に伊豆に引っ込んでいるし、富士川で平家に圧勝した後、農繁期が始まるので、御家人達は、三々五々坂東に引き上げ、追撃のチャンスをふいにした。頼朝の権限を強めないと、西国にいる平家を追い詰められない。

③ 上総広常の所領を配分することで、御家人の収入を上げ、坂東ローカル政権から脱する

②にも絡むのですが、御家人達が自分の所領から動けなければ、中央政権を目指せない。戦争などで手柄を上げ、次々と所領を増やせることを示すことで、戦争による敵地支配のモチベーションを高め、機動力を上げることができる。

④ ダブルスパイの口を封じることで、握られた弱味を隠し、将来の禍根を取り除く
⑤ 将来の謀反人候補を、安全に取り除く
上総広常だけでなく、他にも謀反人候補がいれば、この制裁で、震え上がるでしょう、頼朝恐怖政権の開始です。

⑥ 法律発布の補助線
当時は三権分立なんてないですし、この所業で、頼朝側に、検察権、警察権があることを示したのですが、何を根拠に善悪判定されるかの基準がない状態。御家人達は自分達でルールを決められると思っていたが、これで頼朝が御法度を制定して、それに御家人達が従う準備ができた。

何もない所から幕府を作るので、大変ですよ。平家にも六波羅探題=禿(かむろ)という警察組織があり、自分達でルールを決めていたみたいですが、歴史から葬り去られた側は、悪口しか残らないので。

一緒に見ていた家内が、プーチン独裁政権と同じで胸糞悪い展開だと怒ってましたが、世間的にはそうなんだろうな。
鎌倉殿の13人を見ることで、自分のサイコパス的素質が開花しそうで、ちょっと怖いです。


アンジェルムで「派手にやっちゃいなよ」


敢えてリンクしないのですが、ウクライナに折り鶴を送る運動を、メンタリストDAIGOとひろゆきが非難したそうで。
ちょっと反対派のメンバーが好きじゃないのですが、この件、私はひろゆきとDAIGOに賛成です。
最初、折り鶴推進派の意見が、「送る側の気持ちを考えろ」しかなくて、「戦地でこれ受け取った人、どうするんだよ。」としか、思いませんでした。

その送る側の気持ち重視って、典型的な毒親ロジックですよね。
「てめえ、俺の酒が飲めねえつーのかよ!」と酒場でとぐろ巻いているやつみたいな。
プーチンはDV夫ロジックだし、悪のタイプが妙に身近な感じが嫌らしい。

などと思いながら、なんとなくブログを回覧していたら、「世の中の人はひろゆきやDAIGOみたいに、頭のいい人ばかりではないので、自分の気持ちを表現するのに折り鶴しかない人もいるんだ。」という一文に、ピピッと来ました。

私の大学受験の時に、冬の寒い早朝に、うちの父が、近くの神社で、私に黙ってお百度を踏みに行ってたそうですが、そのエピソードを思い出しました。
父の気持ちは有難いのですが、それ、多分、私の大学受験に何の貢献もしてませんから。
とはいえ、居ても立っても居られない気持ちだったのでしょう。

まるで、暗い夜道でコンタクトを落として、落とした場所が真っ暗で探せないから、明るい街灯の下でコンタクトを探す人みたいだと思いました。

気持ちだけで十分。私はこんな親になりたくないと思いました。

そして折り鶴の話も、本当に他に何もできないなら、折り鶴でいいでしょう。世の中の人には、それぞれの事情がありますから。そして折り鶴を送った人は、もしウクライナの人から返事があれば、自分の気持ちから一歩踏み出して、返事の内容に思いを馳せて下さい。

相手を独立した人格として認め、相手の意思を尊重することが、毒親から脱する道ですから。

などと偉そうに書いていて、思い出した記事。

欠席多数だったウクライナ大統領の国会演説に見る国際情勢オンチの韓国

欠席多数だったウクライナ大統領の国会演説に見る国際情勢オンチの韓国

先進国になった今も常に大国の顔色をうかがう事大主義と被害者意識は健在

MSN

 
韓国はゼリンスキー大統領の演説に興味を示さなかったのですね。
日本が韓国併合、日中戦争を通じて、建設しようとした大東亜帝国の背景に、欧米植民地化の危機に反応しないアジアの国があったことは、学校の歴史の授業で習いましたが、本当にこの構造は変わってないのですね。スタンディングオベーションで幕を閉じた日本での演説は、日本の態度におためごかし批判が出ていましたが、これなら日本の方が随分マシだ。
ウクライナニュースしか流れない状況に、少々食傷気味ですが、その背景に、中国、ロシアと国境を接する日本人の恐怖があり、この通底する危機感は、日本がまだまともであることを示していますね。

早くウクライナに平和が戻ることを祈っております。

ここで一曲。岩崎宏美で「あの鐘を鳴らすのはあなた」。



最後に近況報告。
愛娘は、日曜日まで鼻水グチュグチュだったのですが、急激に回復し、すっかり元気に。
昨日20日で、元気に禁足解除日を迎えました。
親どもは、そこからさらに5日禁足日がありますので、25日に解除。
家内はブレインフォッグになったと言っていて、心配していたのですが、こちらもやっと昨日辺りに軽快したようで、娘の保育園復帰を27日に設定し、待ち兼ねております。
私は在宅勤務中で25日から出社するつもりだったのですが、なんと会社のルールで27日まで在宅となりました。GW前日1日だけ出勤です。そこまでにGW中の出社日を決めておかねば。

まあ、全員元気でよかった。奈良のおばあちゃんも最近、ちょっと電話していませんが、きっと元気。

日本でずっとこの幸せが続きますように。

最後にクラリスのカバーで「タッチ」





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