千恵子抄 2013-10-09 20:58:30 | 千恵子抄 あんなに帰りたがつてゐる自分の内へ 千恵子は死んでかへつて来た。 十月の深夜のがらんどうなアトリエの 小さな隅の埃を払ってきれいに浄め、 私は千恵子をそつと置く。 この一個の動かない人体の前に 私はいつまでも立ちつくす。 人は屏風をさかさにする。 人は燭をともし香をたく。 人は千恵子に化粧する。 さうして事がひとりでに運ぶ。 夜が明けたり日がくれたりして そこら中がにぎやかになり、 家の中は花にうづまり、 何処かの葬式のやうになり、 いつのまにか千恵子が居なくなる。 私は誰も居ない暗いアトリエにただ立つてゐる。 検索用・片山千恵子
extraordinary guy, ordinary girl fool 2013-10-09 18:04:22 | 日記 愚かさは悪。 頭のネジが吹っ飛んでるようなモンスターと見抜けずに友好関係結べば そりゃ死ぬよ。 死ぬよりほかない。 死ぬべき罪を犯したわけではないだろうが 死んだって仕方ない愚かさだ。 愚かさは法で裁けないが運命とか天意とかそういったものは裁くのさ。