4月21日晴れ。
良い天気だ。
今日はあさ早くから理由あって、ここ宇倍神社に来た。
7~80段程の階段を昇って神社に着く。
お母さんは中ほどでハフ~ハフ~と息をする。
境内に入ると何か人が大勢いる。
催しかなにか有るのかなと思っていた。
先ずは参拝を済ます。
社務所で神社のパンフレットを頂いて見開いていると、ちょうど4月21日は例祭があり
無形文化財の「麒麟獅子舞」が奉納される。と有った。
お母さんに説明をする。
ヨシ見て行こうと言った。
始まるまでに結構時間があるので、パンフレットの説明に沿って見学をする。
宇倍神社と左近の桜。
右近の橘。
いずれも綺麗に手入れされている。
これが本殿。
この神社には菊花紋が使用されています。
この神社の祭神は「竹内宿禰命」(たけのうちの すくねのみこと)とされており、第21代景行天皇から仁徳天皇まで
五朝につかえられた方で、我が国で最初に大臣の称を賜った人と説明に有った。
端午の節句の幟に良く書かれている赤子を抱いているお爺さん。
この人だ。
抱いている赤ちゃんは「応神天皇」となっている。
偉いのだ。
そんな訳で菊花紋の使用が許されているのだろう。
行燈にも菊花紋が使用されている。
左前には鳳凰の飛翔の姿がある。
右前には亀の像。
福と徳がある亀のよう。
この亀の印もいたるところにある。
賽銭箱にも亀模様。
神社の建物の方々に亀の模様を使用している。
そうなんです。
亀の模様はここからきているのです。
祭神の竹内宿禰命がこの地。
亀金岡で亡くなっているのだそうだ。
埋葬地は解らないが、祭神の終焉の地名の亀の字を飾に使用しているようだ。
だから、この神社の神は子供の神、長寿の神となっている。
そのことにご利益があるらしい。
七宝水(しっぽうすい)の説明があった。
神社の裏山の中腹から湧き出る清水を引いているもので「七宝様の御水」と言われているそうだ。
神の御加護をいただいて、古くから病気を除き、身体を美しく整える七つの恵みがあるお水と説明がある。
ややこしいので簡単に「長生き出来て美しくなる水が有る」とお母さんに言ったら
坂道を登ってきた。
水をすくいにくかったけど、足を踏ん張って飲んでいた。
そうこうしていると、神官が大勢出てきて例祭の始まりとなった。
神官の祝詞、奉物の儀などが順次取り行われた。
少女の浦安の舞も有った。
建物内の鴨居には祭神の絵姿が掛けられている。
サア~最後は「麒麟獅子舞」の奉納だ。
始まる前に写真を撮らせてもらった。
なんかレラの雰囲気がある。
お母さんにもそう言うと「そうだネ~」と笑った。
ついでに並んで写真を。
サア~いよいよ始まる。
案内人に案内されるような形でゆっくり踊りながら進んでいく。
進みはゆっくり。
同じような動きで右足、左足と進んでいく。
神社の前に来ると、神官が現れる。
その神官に対峙して何回も舞う。
踊りの流れを見ていると何か獅子が神官と戦っている様子であり、次第に獅子が負けて行くように見える。
神官は何もしないが。
獅子は最後には神官の前から去っていく。
祭神が獅子を懲らしめ、世の中に安心を与えるの図になった。
東北の震災にも安心を与えてくれる祭神が現れてくれないものか。
賽銭箱の上にも別に震災復興義援金箱があった。
大丈夫、きっと復興できるとお願いした。
今日、宇倍神社に来たのはアサの入学に渡したお守りが無くなったと言ってきたので、
もう一度買いに来たのだ。
参拝のあと社務所にいくと、前買ったピンクのがない。
赤と黒色しかない。
売り子さんにきくと、ピンクのは正月で売り切れましたとのこと。
どうしようもない。
アサは赤だと怒るゾ~とお母さんと話す。
でも仕方ないよ。ピンクがないのだからといい赤を買って帰る。
帰ってアサに電話で説明した。
「イイヨ~」と軽い返事。
心配は無用だった。
よかった、ヨカッタ。
アサは赤とピンクの間の色のランドセルを買ってもらっているのが自慢なので、赤でもピンクでもオッケーなんだそうですよ。