散歩路の鳥たち

「探鳥会」で出会った鳥たちの観察&撮影。

小説「片道切符」

2019-06-29 21:50:33 | 読まずに死ねるか!(内藤陳)
     



内容(「BOOK」データベースより)
「殺る前に、一つだけ面白い話を聞かせてやろうか。よく言うだろ、冥土の土産ってやつだよ」そう言う種村を、俺はコートのポケット越しに3発撃った。―どうしたことか、殺し屋の俺が命を狙われはじめた。どうやらそれは、俺の塒が関係しているらしく(「冥土の土産」)。不器用、反骨、純粋―。本物の男たちの魂と生き様を描く、珠玉連作ハードボイルド。
殺し屋「鳥堂」 脇で私立探偵「室井辰彦」

読了    

読書「雨のなかの犬」私立探偵:碇田

2019-06-16 21:56:10 | 読まずに死ねるか!(内藤陳)


     



内容(「BOOK」データベースより)
親しかったヤクザのひとりがつまらない喧嘩で命を落し、時代おくれのトップ屋がひとり、何日も音信不通だった。ヤバい事件に挑んでみるさ。そんなふうにいっていた男だ。ふたりとも、飲むと陽気な仲間だった。飲んでいないときの暮らしは知らない。私も知られたいとは思わなかった。ここ数週間の私はといえば、ろくな仕事もないままに、事務所ちかくの飲み屋で毎晩同じように酒を飲み同じようにけだるい朝を迎えていた。そんな昼下がり、女がひとり、有楽町のガード下にある事務所を訪ねてきた。はぐれ人の彷徨を切なく描く著者初の短篇連作集。

読了    







小説「任侠病院」

2019-06-06 22:17:02 | 読まずに死ねるか!(内藤陳)

       



あらすじ
日村誠司が代貸を務める阿岐本組は、東京下町で長年ちっぽけな所帯を持っている。堅気に迷惑をかけない正統派ヤクザであったが、地元新住民の間から暴力団追放運動が起こってきた。そんなおり、組長の阿岐本雄蔵が、潰れかけた病院の監事となって再建を引き受けることになった。暗い雰囲気の院内、出入り業者のバックには関西大物組織の影もある。再建先と地元、難題を二つ抱え込んだ阿岐本組。病院の理事もさせられた日村は、組の最大の危機を乗り切れるのか-。

読了=