北の端での高齢者の生き方

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養育(3)

2017-10-09 10:45:47 | 日記
預かった小学3年生A君・・・
算数が得意だが、国語が良くない。
読解力がまるでダメ!(集中力が無い)
プライドが高い。
学校へ通い始めてから、いろんな事が解ってきた。
まず、初めに起きた事は、11時頃になると「頭が痛い」「腹が痛い」と言って保健室に通う様になった。
先生が、教室を離れる時に、「先生行かないで!」と大声で叫ぶ!
先生もこれには、どう対処していいのか迷ったようです。
要するに、自分を見て欲しい!注目して欲しい!
大人からすると、試されているかのように思える行動です。
自分の居場所と信頼できる大人を探しているかの様な行動です。
学校から帰ると、すぐにゲームを始めようとします。
先に宿題を済ませる様に言い聞かせ、宿題を始めると、すぐに終わってしまいます。
間違ってるところをチェックをすると、「なんで!」と必ず返ってきます。
「良く読んでみなさい」と言うと読みもしないで「なんで?」
頭の中は、ゲームです。
数ケ月父親と過ごした時、父親もゲーム好きで、TVとゲームを預けていれば、楽だったのだろうと思います。
「間違ってないと言うならそのまま学校へ持って行きなさい!」と言うと、「僕に恥かかせるんでしょ!」
「お前さぁ こんな事判んないの?ここでしょ間違ってるところは・・バカじゃないの?」
「バカって言わないで!おじさん僕は頭が良いって言ったでしょ!」
「頭が良いのとこれは別でしょ!お前は努力をしてないからバカと言うんだよ!努力して間違ってもバカとは言わないよ!」
「じゃ教えてよ!」
「だからここが間違っていると教えているでしょ! これが終わるまでゲームは禁止します。」
泣きながら、宿題を始めます。
毎日・毎日同じ事の繰り返しが続きます。
ある日、父親が今度の休みに遊びに連れて行きたいと言ってきました。
「連れて行くのは良いが、A君に君から、いつまでおじさんとおばさんの所に居なさいと言ってやって欲しい」
「判りました、今度ちゃんと話します」
「でないと、A君が可哀想だぞ!近くに父親が居てなんで、ここに居なきゃならないの?と思うだろう!だから勉強も生活習慣も集中出来ないと思う」
この内容が父親には理解できていなかった様です。