北の暮らしに役立つ防災コラム&豆知識

防災委員会情報部会((社)日本技術技術士会北海道支部)

「地震予知について」 北 健治(応用理学・総合技術監理部門)

2007-04-05 11:15:55 | 防災コラム
 本コラムで「地震は休日にやってくる」と述べた能登さん(前防災研究会会長)の仮説?が現実になったのであろうか、3月25日(日)、能登半島西岸沖で発生した地震(M6.9、最大震度6強)は、気象庁によりその名も「平成19年能登半島地震」と命名された。  さて、日本の地震に関する調査・研究を総括する機関の内、大規模且つ情報公開が進んでいるのが、文部科学省所管の「地震調査研究推進本部」であり、平成18年 . . . 本文を読む

「河川災害で思うこと」 林 信雄(建設部門)

2007-04-05 11:06:41 | 防災コラム
 近年、温暖化による異常気象の一つとしてゲリラ的集中豪雨がある。何処に、どの様な雨が降っても不思議ではない。  これまで、降雨の確率処理によって、河川防災施設に整備し、河川災害を防止軽減させてきたが、もはやそれだけではゲリラ的集中豪雨には対応できなくなった。  このためには、災害時における被災者自身の判断行動が被害軽減に重要な意味を持つようになった。被害軽減に必要な知識と判断力、判断を確実に実 . . . 本文を読む

「あの時から防災にのめりこんだ」 松井 義孝(建設部門)

2007-03-02 20:00:08 | 防災コラム
 1995年1月17日、あの途轍もない大地震「阪神・淡路大震災」に、誰もが何らかの形で遭遇した。私は、被災3日後に、ピルツ橋の崩壊現場、またバスが宙ぶらりんになっている橋梁現場、そして崩れ去った家並みからは、徐々に煙がくすぶり出し荒廃した現場に立っていた。それから約10年後の2004年10月23日新潟県中越地震が、同じく直下型地震として発現した。私は技術士会現地調査団として中越に飛んだ。神戸の人口 . . . 本文を読む

「地震は生真面目な性格らしい」 能登 繁幸(建設・総合監理部門)

2006-11-13 19:33:48 | 防災コラム
 確かな記録によれば、今から160年前の1843年に十勝沖地震が発生し、M8.0だった。それから約100年経った1952年の十勝沖地震はM8.2だった。そしてそれから約50年後の先般の2003年十勝沖地震はM8.0であった。Mが0.2大きいと地震の規模はほぼ2倍になる。以上のことから、100年の間隔が空いて起きる十勝沖地震は50年の間隔で起きる地震の2倍の規模である、ということができる。つまり、間 . . . 本文を読む

「地震は休日にやってくる」 能登 繁幸(建設・総合監理部門)

2006-11-13 19:32:04 | 防災コラム
 1954年9月26日、ドデカイ台風が北海道を襲った。洞爺丸が遭難・転覆し、死者行方不明者が1,155人。わが国最大の海難事故となった。で、その日は日曜日だった。1993年1月15日、マグニチュード(以下M)7.8の釧路沖地震が発生した。その日は金曜日だが祝日で、三連休の初日だった。1996年2月10日、20名の犠牲者を出した豊浜トンネル岩盤崩落事故が発生した。その日は土曜日で、三連休の初日だった . . . 本文を読む

「防災雑感」  高宮 則夫(建設・総合技術監理部門)

2006-11-13 10:37:20 | 防災コラム
 私にとって、自然災害の中で最も恐ろしいと思うのは「地震」である。これまで幾度か大きな地震を経験している、何の前触れも無く突如として大地が唸りをあげ揺れる様には、何時も恐怖を覚える。  若い頃、東京に住んでいると生活のどこかで「地震への恐怖」というものが有った。部屋には必ず懐中電灯等の防災必需品を用意していた記憶がある。特に、地下鉄に乗っている時「もしここで地震が起きたらどうなるだろう」と考える . . . 本文を読む