07:19
具合が悪かろうと、怠かろうと
身体の中では何等の変化が急速に進行して居様と
以前の様に元気が無かろうと
表面上は当たり前に散歩へ行かれる事が
有り難く、嬉しく。。。感謝に値する。
そういった思いが日増しに、一層強くなる。
汚家私道を上り、右折コース、キナコ勾配へ。
07:24
土曜日の閑散とした田舎の大通り沿い
サツキの匂い分析中。
07:31
ゆきは久し振りにマァ君と会う。
07:32
マァ君ママとお互いの病気の話になる。。。
彼はヘルニアも克服し、現在心臓、肝臓の薬も
服用中。眼科で自己血清点眼？もしたと聞いて居る。
ママももう領収書は見ないと言って居た。
子供と一緒だもんね、と。。。出来る事は全部したいと。
歩き方含む動作等、どう見てもゆきより
年下だと思って居たが、彼は来年５月で１６才に
なると聞き驚く。ゆきよりも４ヶ月も上だった。
その仔に全精神を傾け、１５年も来てしまうと
執着が年々強くなる事が伝わる。
全く自分と同じだ。１年目より３年目、３年目より５年目。。。
５年目より。。。と本当に年々。
これに老齢にしろ、疾患にしろ完全介護が
加われば更に。。。手を掛ければ掛ける程
その対象に対し、固執、固着が強くなる気がする。
それは対ヒトの関係に似て居る。
07:45
結構な時間マァ君ママと立ち話をした後
別れ、キナコ勾配を帰る。
07:46
まさかとは思うが、ふくぎんお気に入りの
この場所の草が不自然な枯れ方をして居る。。。
07:48
著しく衰えた視力を補う故；
嗅覚で何とかそれをカバーする為；
以前よりも一箇所の匂い分析時間に
長く時間を取る様になって居る。
これは嗅覚が研ぎ澄まされて居るワケではなく
飽くまで衰えた他の器官を補うだけの為に
鋭くなった様に見えるのだろうと思う。今は殆ど無くなった
聴覚、視野狭窄顕著な視覚、全体的に鈍くなって来た
感覚の全てが、唯一嗅覚に集約されて見える。。。
汚家私道を下りる。
まだ何とか見えて居る、何とか歩ける内に
早くゆきの大好物場へ行かなければ。。。
完全にそれ等が失われてしまってからでは
楽しさよりも恐怖が先行してしまうだろう。。。
07:49
汚家に着くも
07:55
中々、入ろうとしないで時間が過ぎる。
仕方無く飼い主も、山程の造園屋から多量に
落ちて来る落ち葉を片付け始める。
07:56
汚部屋へ戻らない。。。
07:57
何故なのか解らないが、入ろうとしない。
07:59
もっと散歩へ行きたいというワケでも無さそうに
見えるが、殆ど毎回この様にドア前で
行動を停止する。
飼い主が先に入り、わざと玄関ドアを閉めてしまい
数秒後戻り、再び促し中に入って貰う。
