選挙期間中は、問題があるかもしれないと思って投稿を差し控えたのだが、青山繁晴氏が二期目に出馬し、当選された模様。
個人的には金粉事件等の少し前から、氏の胡散臭さに気付き(正確には、金粉事件等が起こった際、取り巻きの熱狂的なファンの方々がそれを諫めるのではなく、むしろ正当化する方向で喚いていたのを目にして)、番組の視聴や著書の購入等も含めて、一切の応援を止めていた。
そして、6年前の参院選への出馬。
「政治屋に成り下がりたくないから、一期で辞める!」と公言しての出馬。
結果、当選。
それから6年経った、今回の参院選。
は?シレッと二期目に出馬?
一期で辞める!と公言していた = 公約破りじゃん。
それって、どっかの誰かさんが一期目に出馬する際に揶揄していた、国民の方を向いていない、不誠実な政治屋の態度そのものでは?
・・・と、非常に不快感が強かった。
ハッキリ言ってしまえば、れいわ新選組やNHK党よりも、数倍も数百倍も不快に感じた。
なぜならこの人が、与党の政治家・・・じゃなくて政治屋だから。
一期目の実績も、自民党右派支持者のためのガス抜き要員以上の何かを、成し遂げていたようには見えない。
勇ましい事を叫び、支持者からは拍手喝采を受けているが、それをどれだけ与党の政策に落とし込めているのか?
「減税!」を大声で叫んでいた時期もあったが、0.000001%でも良いが、減税されたのだろうか?
消費税のみならず、他のあらゆる税について、減税されたとは寡聞にして知らないが。
二期目突入に際し、良く聞くのは「一期では何も出来ない。二期、三期と当選を重ねることで発言権が増して、やりたい政策ができるようになる」というものがある。その他、「彼のような(保守系の人が喜ぶ)正論を言う人を、国会に送り込まないといけない」等。
が、幾ら当選を重ねても、単なるガス抜き要員が何も出来ないのは、(大阪の方面で、政党ロンダリングを繰り返しながら、中国に対して勇ましい事を叫びつつも、中国当局の末端組織(在日大使館なんて、そんなレベルでしかない)に軽くあしらわれて、当落を繰り返しているような議員しかいない事など)、既に歴史が証明している。
大前提として、正論を吐くだけで結果に責任を持たなくて良いという簡単なお仕事は、本来なら野党がやるべき事であって、与党政治家のやるべき事ではない。
そもそも、この人、政治記者だったよね?
杉村太蔵さんとかタレント議員が、実際に議員になってみて「一期だけでは・・・」というのは、(問題はあるにしても)まだ許容できるけど、何十年も政治記者をやって来て、政界の裏側とやらを、TV番組でさも凄い事のように吹聴していた人間が、一期じゃ何も出来ないことを知らなかった or 理由はどうあれ二期目に出馬 = 公約は破るためにある、という従来通りの政治屋レベルの知見しかなかった事に、驚愕と落胆を禁じえない。
なんだ、同じ穴の狢じゃん・・・。
自分の言に責任を持つなら、今回は出馬を見送るべきだった。
それ以外の選択肢はありえないと思うんだけど、支持者界隈の声しか聞かないと、こういう変な選択をするのだろう。
イコールそれは、これまでの利権まみれの政治屋と、何ら変わる事がない態度なんだけど、そういう都合の悪い部分は、支持者も含めて見なかった事になるんだね。あるいは、無理矢理な強弁で擁護するか。
どうしても二期目以降でやりたい事があったなら、一旦は任期満了で国会を離れ、次の衆院選なり参院選で再出馬すれば良い。
その方が筋が通っていたし、一民間人に戻って、支援者の群れから離れる事で、見えて来るものもあっただろう。
政治記者のレベルで政治の世界を知った気になって、軽々しく「一期で辞める!」なんて大言壮語を吐くべきじゃなかったとも思うが、先の金粉事件も含め、それが氏の性分であるのなら、尚更、周りが諌めないといけない事案のはず。
ともかく、出来もしない公約を大袈裟に騙り、日本人の過去は水に流す性分を利用して、シレッと公約破りをする。
与野党問わず、こういう議員を国会に送り出しているうちは、日本の政治が変わる事はないだろう。
岸田内閣は、増税をしたくてウズウズしているようにしか見えないが、さぁ、ガス抜き要員がどんだけ頑張るのか、乞うご期待!