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歌舞伎と映画と美術と読書の感想

【読書】ブルシット・ジョブ

2021-01-01 00:00:31 | 読書記録
多少のサイズある組織にいて、
"まじめ"な人たちが、役割にはめ込まれて、時間に余裕があると、
どうでもい仕事を創ってしまう、というのを山ほどみてきて、さらに
創られた仕事を後継者はやめられなくて巻き添え食ってうががが…という
経験は少なからずだったから、そういうことを書いてある本かと思った。

ちょっと違った。

そんなちょろいスケールの話じゃなかった。

まじか。

上記のようなのに近い事例もないことはないけれど、
取り上げられる事例は、想像を超えた状況なのである。

わたしたちは思った以上にバカなのか。
組織というものの弊害なのか?
なにがどう組み合わさってこんなクレバスみたいなものが生成されて
そこに嵌った人が壊れていくのだろう。

読了したけど、解放された感じはあんまりないなぁ。

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ブルシット・ジョブ クソどうでもいい仕事の理論
クリス・ティマーマンス クリス・ロアーク、ロドリゴ・アブダラ 著
岩波書店 2020/07
https://www.iwanami.co.jp/book/b515760.html

年末読書記録棚卸。おおつごもりに投稿。(あ、零時過ぎた)

(2020.10.18 読了)