見損ねていた2本、濃厚な4時間半。
「ほとりの朔子」
池で朔子(二階堂ふみ)が緑の水面に大きな波紋を起こすシーンに
心臓握られた。まばゆい絵。
中心人物たちはみな率直で透っている。それが絡まり合う。
周囲の人びとは世の中の澱のよう。
周囲の人びとは世の中の澱のよう。
どこかで見た、快ではないコミュニケーション。
あのファミリーは、逃げ込む場所という感じではないのだけれど、
所在なさを抱えたままゆるとそこにある。
不確定な関係性の積み重なり。
何かに収まるかたちでなく、流れが合流してもそこに留まらず
まだ先にゆくように、物語が流れていく。
何かに収まるかたちでなく、流れが合流してもそこに留まらず
まだ先にゆくように、物語が流れていく。
2013年、まだスマホじゃなかったんだな。
「淵に立つ」
ストレンジャーは波紋を起こして姿を消す。
八坂の服の純白が怖い。
時折、赤が刺す。
凶兆の白。凶事の赤。
なんでもないものが神経を圧迫する。
そういえば大型の金属プレス機は赤かった。
終盤のバンは白かった。
浅野忠信怪演。
因果。かな。
過去の事件が引き金のサスペンス、にもなりうるプロットは、
信仰の光景や、日常のようで非日常のような光景と混じりあって
寓話性を放つ。
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2本とも古舘寛治と太賀が要所に居て、続けて見ていると、
転生なんて言葉が脳裏に浮かぶ。試練を受けるための生?
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公式サイト
ほとりの朔子:http://sakukofilm.com/
淵に立つ :http://fuchi-movie.com/
ほとりの朔子:http://sakukofilm.com/
淵に立つ :http://fuchi-movie.com/
(2018.5.20)