公益財団法人文楽協会創立五〇周年記念
竹本義太夫三〇〇回忌記念
5月文楽公演 第一部
二等席
初心者なので演者の知識が乏しいのですが。
素晴らしいものを観た・聴いたということだけは言える。
観れてよかった。
わたし的には歌舞伎の方でお馴染みの物語なれど、演出・進行は
歌舞伎より明快。人が演じる際の、解釈を身体のフィルターを通す
プロセスがない分、視覚からダイレクトに感性が来るのですね。
一谷嫩軍記の首からリアルに立ち上がる悲劇性。
曾根崎心中の心中の場面の、集中した瞬間の高まりと、美しいかたち。
文楽での型(静止した状態、なんと呼ぶのかな)、歌舞伎の見得との
関係、あるんだろうな。歌舞伎の方が取り込んだのではないかしらん。
調べてみよう。
(2013.5.25)
そして
「止まる」ということのインパクト、予想外の動きは脳の認知への
シグナルだろうし…杉野昭夫のストップモーションってそうよね…
あれはハリウッドに受け継がれてるな、マトリックスの弾除け以降
顕著よね、とか、うろうろと妄想が。いかんいかん。