地獄の門

上野の西洋美術館にあるオーギュスト・ロダンの作品、地獄の門。
美術館のお庭にあるので、空いているときは誰でも見ることができます。
この作品は未完成の作品でロダンの大作となっています。
グッピーは未完という完成があると思っています。
亡くなったときに完成すると言いますか、
本人はその完成を見ずに終わる、
死をもって完成するものがあると思います。

学生時代は未完で提出した経験のあるグッピー。
未完に恐怖を抱いたこともありますが、
この作品を見ていると、自身の未完を許容してくれているようで、
なんだかほっとします。
未完でも迫力満点です。

芸術の世界は自分で完成を決めても、手をいれようと思えばいくらでも手を加えられます。
完成を決めるのは時間なのかもしれないと思います。


ちなみにこの作品の下には耐震構造が施されています。
地獄の門の他に、カレの市民や考える人もあります。
皆さん、上野へ行ったときは是非見てみてくださいね！


グッピー