白いレター

毎日があたらしい小学校時代

ちょっぴり大人気分の中学校時代

すべてが青春な高校時代

久しぶりに共学だった大学時代


すべての時代を

同じ場所で

共に過ごし

共に学んだ


奇跡の友達から白いレター

嬉しくてうれしくて

うれし涙がきらきらり

ハッピーウエディング

いきる

水を吸う
日を浴びる
茎を伸ばす
彼らは今生きている

根は頑張る
葉は葛藤する
茎は願望をかかえる
彼らは今生きようとしているのだろうか

大地に根を張り
ぴんと葉を広げ
ひしめき合う茂みの中で
少しでも高く茎を伸ばす
凛然と輝く日差しを浴びたいと
競り合う様に見えるけれど

そこには何もない
気合い　戦い　夢さえも

彼らは今生きている
そうあるために
今いきる

昔のキミへ

いつからそんなに　自由人になったのだろうか
いつからそんなに　利己的になったのだろうか
昔は厳しい人だった　迷惑をかけない人だったのに
どうしてだろう


そうだあのとき　キミはお利口でいることが嫌になったんだ
型から飛び出してみたかったんだ


おかげで　自分を好きなれた
おかげで　気持ちが自由になれた
　

でも私は今　あの頃のキミに少し近づきたい
本当の自由は
昔のキミの側にあると思うから

ゴールまで走る

ゴールの間際で
スピードが出る
何故だか理由は分からない
ゴールを見すぎて転んだ日もあった
石を気にしすぎて進めない日もあった
それでも走りつづけるのは辛かった


ただただひたすら
前を見て走る
自分の呼吸を整えながら
ゴールではなく木々を見ていた
石ではなく道を見ていた
そしたら走るのが楽しかった


ふと横を見ると皆の目がこちらを見ていた
走る姿を見ずっと見ていた


最後まで自分で
走るんだと思った
一歩一歩と踏み出して
ゴールを恐れなくなっていた
石に戸惑わなくなっていた
それからきっと走りきれる
走りきると決めていた

姿

気持ちに素直になった

青空がとてもきれいだった

その姿が　すがすがしかった


素直になって澄んだ心に

空が映っているようだった

その姿は　自信に満ちあふれていた


揺るぎないものに変わってゆく

新たな世界を歩み始める

その姿を　私はそっと見守っている