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びっくらぽん!?江戸の不思議な時間の知り方と門限 

2017-03-16 11:59:23 | 

生まれてからズッーーーと、私達は分単位で動いている。
時間に正確に、
そして遅れず、、
学校や職場・待ち合わせに向かう。


だが長き江戸時代は、柱時計も腕時計もない。
あるのは太陽と月。。
そうなの
日の出・日の入り、
そして時を告げる寺の鐘と江戸城の太鼓の音のみ。

江戸っ子も武士も時間で動き、生活をしていた。
不思議だなぁ…と思うものの、適当に生活してたのかと思いきや、
そうではなかった。

仕事で人と待ち合わせもするし、デートだってする。
江戸城の武士だって、定時に行き定時に帰る。

江戸は確かに時間で動いていたが、分刻みではない。
三十分の区切りが一番短く、
江戸っ子は春夏秋冬で昼の時間と夜の時間を長くしたり、短くしたりしていた。

季節で橙色が大きくなったり、青色が大きくなったり。


電気がない時代の生活と仕事は、お天道さまが出ている時だけ。
職人も行商人もおかみさんも、天候と人の動きで時間を察知する。

コレがなかなか面白く、驚くほど可笑しい事実。
どうぞ🎵

◇江戸っ子は 早寝早起きの天気予報士🎵◇

お天道さまが出ると、白米をたらふく食べ仕事に行く。
大工のような職人たちや天秤棒を担ぐ行商も、雨が降ったらハイそれまで!
晴れた日は、早く起き日の沈むまで仕事。

シジミや魚・豆腐や納豆・野菜・水売りなど、回る時間は毎日同じ。
売り声を聞き『あぁ 昼ちょっと前かぁ~』と大体の時間を知る。

売りに来ない時は、雨が降りそうな時。
家にいるおかみさんたちは、売りに来ない=雨が降ってくると知ってるため、
早めに支度を切り上げる。

生ものを扱う天秤棒の行商人は売れ残ると赤字になるため、
空模様や風向きを
目で肌で確認しながら仕入れる。
彼らの五感が、まさに江戸の天気予報士だった。

飴や風鈴・手相・籠売りなども来る。
毎日が移動デパート。


お惣菜を売る煮売り屋
50キロはあり、かなりの重労働。
蔵前の江戸東京博物館で実物と同じもの担げますよ~🎵


そして夕刻を知るのは、
城の太鼓の音と共に、江戸城事務方の武士たちの歩く音。
袴の衣擦れの音が、そこかしこから聞こえる。
夕刻六時近くは衣擦れの音がどんどん速くなる。
帰りを焦る武士たちは走らない、、焦ってるように見られるのがイヤだから。
ただ必死に競歩で屋敷に向かうのみ。
なぜ?
なんと!武家の門限は夕刻六時。

それまでになんとか屋敷に着かないと、屋敷の門が閉じてしまう。
町民江戸っ子とは、全く違う生き方なのだ。
その日その日を楽しく生きるのを粋とする江戸っ子から見れば、
杓子定規に生きてる武士たちは気の毒だったに違いない。
浮世絵にも、
紋付き袴の武士が悪路で転ぶ失態が多々ある。
それを指をさし、クスクス笑う江戸っ子の姿が多く描かれている。

江戸の半分の人口の武士たち。
彼らだけが、太平の楽しい時代を時間に縛られていたらしい。

ココから余談、、
武士も人の子。
遊びたい武士たちは、非番の昼間に遊んだ。

湯やも午前中に行ってのんびり。
遊郭に至っては、武士タイムが設けられ、
お昼~夕方まで、お代は夜より割増しで高く設定。

遊女たちも夕刻六時の門限を心得ていたという。


◇江戸っ子の門限は、夜十時◇

江戸の夜は、漆黒の闇。
大半の江戸っ子は、長屋暮らし。
一年に二回の割合で513回起きた火事。
江戸城含め、市中を焼き尽くす大火は十回。

火事を出さないためには、通行禁止にするのが一番。
そこで町の入口には木戸が設けられ、木戸番が置かれた。

だが江戸も人口増加で徐々に物騒に。
武士が荒くれた浪人になり、盗賊も増え治安悪化の一途。
もはや奉行所では力不足…

そこで
江戸の夜を取り締まる<火付盗賊改方>が出来た。
あの長谷川平蔵だ。

若い頃は、悪名高き不良だった平蔵だが、
幕府からの信頼も厚く、
特別な武力行使と権限で、江戸の町から犯罪は減った。
が、冤罪も多く江戸市民からは敬遠されたともある。



**つぶやき**

二カ月に一度、沖縄へある物を注文する。

注文すると「分かりました!」と一言。
そこで電話は切れる。
着く日時も、希望日時もない。
それでも恙なく商品は届き、それが十年以上続いている。
最初は凄くビックリした…そして徐々に愉しみになった。

海に囲まれ、天災に見舞われる。
状況なんていつも変わるのが当たり前。
そんな沖縄の土壌と心持ちがあるのだろう。。と分かってきた。

そして
いつも時間に振り回され、キリキリしてる自分に気づいた。
日本で唯一ストレスなく時間を使っているのは、
粋でイナセな江戸っ子と沖縄の人たちだけかもしれない。


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ありがとうございます<(_ _)>







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