
内陣と外陣の間、巻き障子の内陣側には新品の御簾(みす)がかけられていたのですが、巻き障子に干渉していることが判明。
このままでは、どちらも痛みます。
大工さんに頼んで、長押(なげし)っていうんですかね、に角材を足してもらって、巻き障子と御簾のクリアランスを取るようにしてもらいました。
そこで、この写真はかかっていた御簾を内陣の床に下ろしたところです。ちなみに巻き上げるのは仏さま側で当然、房は仏さま側になります。ふつうは簾(すだれ)は、居住側に巻き上げるので房は外陣側になると思いませんか…
浄土真宗の場合は、簾越し(すだれごし)見るのはこちらから仏さまではなく、仏さまのほうから私を、常に見守ってくださっているという意味で、巻き上げは仏さま側、したがって房も仏さま側となるんです。
一方、こちらから神仏にお願いする宗教は房をこちら側にしてますよ。
「見る」と「見てござる」のちがいですね
このように、お飾りにもそれぞれ意味があるんです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます