「ちょっと"正面"へ行ってくるわ」通りの名前とは誰も思わないだろう。銭湯も市場も電気屋も散髪屋も、そして乾物屋の高田さん、魚屋の村田さん、パン屋もあった。地域の日常的な生活の場としての存在だった。いまも細々と、と言った怒られるかも知れないが残っている。
なかでもこの鶏肉屋、まだ父も祖母もいた半世紀まえの話しだが、仰天の雄の雉をいただいて、どうすれば良いのか解らず、ここへ頼み込んで調理してもらった記憶がある。あれから50年あまり、店構えもたぶん全く変わっていないと思う。やはり驚いてしまう。
その頃が蘇る、それはなぜか夕方の光景なのだが。
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